月刊つりのとも


我慢 我慢  99/4月号


羽根田心酔

 20年近く続けていた皆勤も途切れ、やっとマシになった1月23日は、渡船にのっただけで疲れてしまいお約束の丸坊主。
 しかし、しかしですよ貴女、貴方、明くる24日は何と20匹もかけまして、45cmオーバー7匹を持って意気揚々と中波止から、凱旋しました。
 たまにはこんなこともありまんねんで!おかけで風邪もすっきりと治り元気なもんです。

“爆釣で 病気も治る 釣師かな?”

 こうなると気力も戻り、仕事も精が出るし、これは本格的に景気が回復するのか?と思ったのも束の間、世の中そうはうまくいきまへん。
 なんと今度は、嫁はんに風邪を伝染してしまいましてん。39度からの熱が続いて寝込んでしまい、気が気やおまへん。
『嫁はんあっての私』ですので、せっせ、せっせと看病してましたんやが看病になってたのか、邪魔してたのかその辺は、定かではおまへん。そこへ寝たきりの義母がおりましたので、嫁はんもおちおち寝込んでられんかったようです。

“母ちゃんよ しっかり寝てや! 早よ治れ!内弁慶が 立往生”心酔

 嫁はんが、寝こんでまんのんで釣りに行ってても(まだ行くかいな?)気もそぞろで、身が入りません。(坊主の言い訳ではありまへん、念のため)
 嫁はんが少し元気になってきた頃が恒例のフィッシング・ショーでしたが、目についたのはルアー用品ばかりで、もう一つ目新しいものがありません。
 そうそう、そんな中でダイワさんに「両軸専用の磯竿をつくってくれ!」と無理難題をふっかけてついでに磯竿にトリガー(引き金)もつけてくれ、といってきました。
 それにしてもすごい人出!釣り人口は、確実に増えているのでしょうね。
 例年になくアベックが多かったようにも思われます(ルアーブームのおかげでしょうか?)
 フィッシング・ショーの終った頃から、ごたごたありまして、2月11日もお休みをいただき、2月14日が今年初めての例会となりました。
 一寸した訳ありで、竿を出すのを遠慮した私は、釣り仲間の釣り方を見せてもらうのと、武富氏のインターネット集団をコーチするべく、波止へ手ぶらでついていきました。しっかし、風が強くて寒いのなんの我慢できまへん。
 みんな、ようこの寒いのに頑張るなぁーと、他人事ながら感心してしまいました。竿を持っているからこそ、我慢が出来るのですね。

“我慢です 未練残して 波止参り 持たぬ竿さえ 我身をせめる”

 しかし、今回の手ぶら釣行で参考になったのはエビの撒き方の違いです。リズムといったらいいのかとにかく、明らかに私の撒く方が多い!
 皆さん(武富氏のグループも入れて)気が長いというか、仕掛を流す時間がはるかに長いのです。
 当クラブ員はそれなりにやっていますが、それでも手ぶらで見ている私は、イライラしっぱなし。それ撒け!もっと撒け!と、心の中でわめいていましたが、ここはじっと我慢!我慢!
 素鈎をひいたら、もっと撒け!ウキがゆれたらさらに撒け!自分が出来ぬ歯がゆさが、心につのります。我慢!我慢!
“情けなや 陸に上った カッパかな”
 肝心の例会は、寒さと風のため16人中12人が罰金で、大もうけでした。
(東大阪市在住)