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波止の養殖隊
ハネ研エレジー その8 思い入れ
あこがれの、いや待望の21世紀!何か変わるような気がしたはずが、いつもの正月よりももっと悪い天候で、初釣りに行けなかった人が多かったように思います。 かくいう私も、2日はなんとか釣行し、十数匹のハネに恵まれ、一人(一人ですぞ)大満足で帰りましたが、3日・4日は悪天候にめげてしまい、とうとうお休みしてしまいました。 5日の初出、6日の出勤日は、何ともまあ憎らしいましな日和。我慢、我慢とお仕事に励んで、さあやっと日曜日! どんな日和でも釣行せずにはおくものかという意気込みで、いつもの3時に起きて、岸和田へ飛んで行きました。その甲斐あって当日は風も弱く、気温も3度から7度へと上っていく予定です。 しめた!これはもうけた、それならば??の中波止2番南向水道へと渡ることにしました。 久し振りの中波止ですので、しっかり底撒きをかけて、ゆっくりと仕掛の用意です。 2.5ヒロでスタートの第一投、潮はゆっくり中から外へ出て行きます。撒き餌ポイントを過ぎて1m、2m…スッとウキが沈みました。えっ!もうあたったの?あまりに早くあたりが出たものですからお見合いをしてしまい、気が付いた時にはウキがかえって来ました。 おるやんか!うれしくなってきます。 べっぴんさんのエビをつけて第2投、即あたりで42cm。これで坊主がなくなりました。そうこうしているうちに気温がだんだん下がりだし、手がしびれ足がしびれ、少し風も出てきました。 嫌やなぁー、と思っても止めないのが根性です!7時前に3ヒロにし、ポイントを過ぎて1m、2m、3m、ここまでと思った所で小さな前あたり、よっしゃと合わせてからの10分間、これはこたえました。手がしびれていますので奴の大きさを感じられず、そこそこやなと思ったのですが、タモを会友に入れてもらっての80cm。少し実感の欠しい釣りをしてしまいました。 浜に上がって山田渡船に帰ると、水槽に入れてみようという船長の発案で、入れてみると何とかもちそうです。90cmまで飼いこんでから魚拓にしてな、と言って帰りましたが、生きてくれよと願うことしきりです。 あくる日曜日、すごい風です。釣りは断念してゆっくり起きたのですが魚が気になって岸和田へ。山田渡船に様子を見に行きました。船長も笑顔、お母さんも笑顔、みんな笑顔で迎えてくれます。そして、「今中さん生きてるぜ!しっかり泳いでるよ!」 良かった良かった、不思議な気持ちです。 彼は次の土曜日まで泳いでいたのですが、ウロコが取れてきてみすぼらしくなってきたので、元気だったのですがしめて魚拓を取っていただきました。 何となく複雑な気持ちで、情が移るというのか、名前を付けてずっと眺めていたいような気がしていましたので、しめるのが残酷な気分になってしまいました。 釣り師は釣った魚を飼っては駄目ですね。釣りの残酷さを今初めて感じてしまい、しゅんとなっています。 釣り上げし お前の姿 横に見て 愛しさつのり 名前を探す 無残やな やつれ姿の 魚拓かな 心酔 (東大阪市在住)
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