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波止の養殖隊
ハネ研エレジー その13 ガックリ
11月3日、ハネ研ダービー最終例会を明日に控えて、とりあえず「エサ撒きに行こう」と出かけました。慣れないスターレットでえっちらおっちら出かけます。 いつもの車と違います。 「えっ、何で、車検か?」 いえ違いまんねん、当て逃げされましてん。 信号待ちしていたら、ノーブレーキで突っ込んできたクラウンがおりました。エアバッグが開いているにも関わらず、逃げよりましたんでっせ! そんなわけで、代わりの車を世話してもらいましたが、これが何と年代ものでした。何せ相手がおりまへんので、自分の車両保険で直していますが、この保険に代車費用はないそうです。 ラジオは半分しか聞こえません、メーターの照度は暗くて夜は見えません。おまけに古いものですからエンジン音の大きいこと! 高速に入って目一杯アクセルを踏んでいるのに、周りの車が追い越していきよります。よ〜く目を凝らして見ると60km。こらアカン! と、まぁこんな車で出かけました。 雨は昼までもつかと思っていると副会長が雨支度。 「降りまっか?」 「用心が肝心!」 「ハイわかりました」 私もカッパに着替えます。 沖の新波止のスリット3番、干底から上げてくる潮はあまりエエ潮ではありません。エサ取りばかりで、壁際はあきらめました。竿1本前の並の巻き返し点ギリギリを狙い出した午前7時前、1番に降りたT氏が来られました。 「大物を釣りました!」 「ええ〜っ!」 「90cmあります、それもハリス1.5号で」 「そら凄い、大したもんや!、今日はこのまま帰った方がよろしいで、おめでとさん!」 さあ、えらいことを聞いてしまいました。彼がいなくなってから掛けた60cmの虚しいこと!赤ちゃんに見えるから帰りなはれと逃がしました。 ところが、親が後から来よったんですなぁ、それも私をおちょくりに! 雨がひどくなって寒い寒い8時前、すごいアタリでウキが消えました。よっしゃ!ガツンと合わしたはずの竿が動きません。満月にしなったまま、10分くらい(本人の感覚?)そのままで耐えました。ようやく、奴は動きだしましたが、ズンズン、ズンズン、ズンズンと、まるでジョーズみたいです。 奴が沖へ出ました、90cmオーバーではない奴と感じました。勝負です、さあさあ、根性を入れて寄せにかかります。 しかしながら、嫌な気が頭をよぎります。 「ハリス細くしたんとちごたか?」 「そや、1.7から1.5号に落としたとこや!」 「こら長いことやりとりしたらバレるぜ?」 この思いが焦りになりました。 少し強引に勝負に出ました。ポンピングで巻き上げにかかり、浮かしたとたんに奴はこちらの気持ちを見透かしたように私めがけて突っ込んできます。あかん!両軸リールでは巻き上げスピードが追いつかず、コントロールしきれません。 ドカン!スリットに飛び込みました。竿は依然、満月にしなったまま。 「スリットに入ったなぁ?」「入った!」 竿尻を叩けどビクともせんようになり、道糸から切れました。 勉強不足、経験不足を突かれ、おちょくられたような気がしてガックリ! 「明日や、勝負は明日や!」と気取り直した11月4日、本番です。 ところが、雨の後の強風となって「手前の波止だけで沖へは行かへん!」と船長のお言葉。 「そんな殺生な、昨日の大物は?」この時点で目標を見失いました。 「沖の白灯台行こか!」この文句を聞いた時は、迷ってF君と一緒に赤灯へ降りました。(過去のデータも確認せずに!) すごい風で吹き飛ばされそうです。「中止しようか、どうしようか?」と迷っているうちにF君が1匹掛けました。これで中止はなくなりました。 私はエビを撒けども撒けども反応はなく、ジ・エンド。 ほとんどのものがボウズと思っていましたが、逆に全員釣ってきて、私だけがあえなくボウズ罰金(例会ではボウズの者は罰金を払うルールとなってます)のはめになりました。 沖の南から一番のマイポイントへ、一所懸命歩いたT君の執念が実り、年間優勝も大逆転で勝ち取ってしまいました。 T君59点、F君55点、H君52点、私が50点で4位です。H君の先行逃げ切りをF君、T君と私が追いかけ、ゴール寸前、鮮やかなラストスパートで指しきったのがT君でした。 勝ちたいと 思う気持ちが 迷い生み 冷静に なって気がつく ボウズかな 勝ち負けは 下駄を履くまで? 知りながら 勝つと思うな 思えば負けよ 何やわからん? 心酔
この1年間のご声援ありがとうございました。また来年もよろしく! (東大阪市在住)
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