Web版つりのとも
ボクの男女群島完全マニュアル
初めての男女群島、これだけ知ってれば大丈夫

まとめ 編集部/永田 淳

 言わずと知れた男女群島。しかし、どこが「言わずと知れた」なのだ?
 男女群島の磯釣りの歴史はおよそ30年ほど昔に遡る。当時は周辺海域での密漁船に同乗した釣人が片道16時間以上もかけて通っていたのだ。60cmが普通サイズで、80cmクラスの尾長グレも飛び出していたらしい。残念ながらそのサイズは公式記録としては残っていない。
 以来、高速船の普及に伴い、男女をめざす磯釣師は急激にその数を増やすことになる。当然の帰結としてグレは釣り荒れ、年々小型化が著しい。
 それでも毎年60cmオーバーの尾長グレは数え切れないほど上がっていて、お土産となる40〜50cmの口太グレを充分に楽しめる、それが男女群島なのだ。

大いなる期待と若干の不安

 その磯釣師憧憬の地である男女群島に釣行できるチャンスが巡ってきた。カラーページでも紹介している児島さんが正月明けに遠征するので一緒にどうや?と誘ってくださったのだ。渡りに船、とこのお誘いに飛びつく。泣く子も黙る男女群島だ。ボクの42cmというグレ記録を更新できること間違いなし!けど男女群島って相当荒れるというし…大いなる期待と若干の不安が交錯する正月を過ごした。

目覚めると男女が

 さて、お屠蘇気分の抜けやらぬ1月3日の夜半に大阪を出発。翌4日の夕方に長崎新港(畝刈港)を出航の予定だったが、天候の急変で出発は5日の昼過ぎに順延という連絡が入る。こんなハプニングは男女釣行では別段珍しいことでもないらしい。
 長崎市内の「エサの丸正長崎店」へ午前10時着。男女用のエサの手配を済ませ、新港近くの魚市会館で超大型尾長用タックルの準備。男女群島に通い慣れているはずメンバー児島弘明さん、餘家次男さん、岡本憲治さんらが期待に目を輝かせながら超太仕掛を作っている姿は、遠足前の小学生にも見えるほど微笑ましい。何度通ってもやはり男女には魅力が溢れているのだろう。
 翌朝、初日用の食糧を買い込み3日分の膨大なエサを受け取って、いざ長崎新港へ。待ち受けていたのは1800馬力エンジン搭載の「スーパーウィンー」
 散々船酔の恐怖を聞かされていたぼくは、キャビンに入るなりすぐに熟睡。急速なエンジン音の収束に、60cmオーバーの尾長を釣っている夢から起こされる。デッキに上がってみると憧れ続けていた男女群島が目前に迫っていた。

真浦立神崎の地へ

 男島東側に、釣り客9人を順次下ろしていく。ぼくは児島さんと「真浦立神崎の地」に上がる。ちょっと奥まった感じだが、男島の山を背負う形になるので北西風を受けないのが有り難い。
 シュラフや食糧を高いところに上げるのももどかしく、昼釣りの用意。仕掛は近郊の磯釣り仕掛とたいして変わらない。
 40cmほどの口太グレが小気味よく竿を曲げてくれる。記録更新かもしれないが、それを計っている暇もない。このクラスのグレが次々とはいかないまでも、飽きることなく釣れるなんて初めての体験だ。女島の上に日が陰りだした頃、一際元気のいい引きで40cmの尾長グレが釣れた。これを機に児島さんは本命の大型尾長釣り仕掛に切り替える。いよいよ待ちに待った、超ド級の夜釣りに突入だ。
 本流が轟々と流れる磯ではないので磯際を回遊してくる尾長を狙う。夜になると沖の深場に潜んでいた尾長グレが沿岸に寄ってきて、磯際を回遊するのではないかと児島さんは言う。
 時折小潮の半月が淡く海面を照らす。思っていたよりは気温も下がらず、風も気にならない。
 東シナ海に浮かぶ絶海の孤島の磯の上。児島さんと並んでボソボソと話をしながら、波間に浮かぶケミホタルの幻想的な灯を見ている。神経を張りつめてはいるのだが、なんだかけだるいような、それでいて飽くことのない、緩やかな時間の流れ。初日の夜釣りでは尾長は顔を見せなかった。

そして、自己記録

 二日目の朝4時から釣りを再開。日の昇らないうちは尾長を狙ったが不発。夜が明けてから磯の先端に移る。児島さんはまたも口太をすさまじい手返しで釣っていく。見る見るドンゴロスの膨らみが増す。
 午後からは「真浦立神4番の地」へと磯替わり。ここはマキエを始めるとタカベとイズスミが代わる代わる竿を曲げ、てんで釣りにならない。足元が切り立っており、海面まで6m以上の底物場のような磯だ。
 夕方に渡船が見回りにきてくれる。後から聞いたが、児島さんはこの時よほど磯替わりしようかどうか迷ったと話す。しかし船長の
「この磯は毎航海60cmオーバーが出ている」
という言葉を信用した。そしてその言葉を裏切らない、児島さん自身も長い男女遠征で初めて体験した、という夜釣りを味わうことになる。
 午後5時頃から夜釣り開始。最初のアタリは児島さん、40cm後半の尾長を勢いよくブリ上げる。その直後ぼくのウキが一瞬にして引き込まれ、続いて強烈な引きが竿をひん曲げる。レバーブレーキを握り続けることができない。
 無我夢中とはこのことだ。やっと相手が浮かんだようだ。が、タモは届かないし、到底一人でタモ入れなんてできない。見よう見真似でブリ上げる。ドサッと重い音をたてて後ろに落ちたのは明らかに自己記録を更新している。足の震えが止まらない。磯の上で暴れる尾長をだき抱えるように押さえる。大きい。ハリがうまく外せないと思ったら手まで震えている。児島さんの
「大丈夫か?今が地合やからはよ釣らんと」
という声が遠くでくぐもって聞こえる。ドンゴロスのところまで持っていくと児島さんが「よかったな」と祝福してくれる。
 この後は、お祭のような食いが続いた。30分周期ほどで入れ代わり、立ち代わりグレの群が押し寄せてくる、そういった印象だ。どちらかが竿を曲げると、間髪いれずにもう片方も竿を曲げる。釣れるのはほとんど同じサイズ。
 二人で10匹以上も釣った頃だろうか児島さんのウキが今までにないアタリを見せて、一瞬で10m以上も走った。慌ててオマツリを避けるため自分の仕掛を回収する。
「永田君、タモ入れてくれんか」
児島さんが呼びかける。「もしや!」の言葉が脳裏を駆け抜ける。
 飛んで行ってタモを伸ばすが案の定届かない。モタモタしているぼくを見かねて児島さんはぼくに竿を持たせて後ろに下がらせた。緊張で頭がクラクラする。こんな大物を下手してバラしたら…竿に伝わる重さは、間違いなく超大型のそれだ。
「こら抜き上げられんはずやわ」
そう言って児島さんはタモを縮めた。黒々と月明かりに見えるシルエットは明らかに60cmオーバーだった。
「このサイズのグレがきている!」
自分の釣座に即座に取って返した。
 児島さんから遊動式にして深く探った方がよい、とアドバイスを受けたので固定仕掛のウキ止め糸を上にずらす。
 仕掛を替えて第一投、それはほんとにいきなりだった。誘い上げて、下ろして、誘い上げて…ゴツン!
 今までとは引きがまったく違う。走り出したら止まらない。必死で竿をためてこちらを向かせる。レバーブレーキをしっかり握っているのに、糸が出ていく。海面で水音がした、相手が浮いたようだ。竿を目一杯海面に向けて糸をギリギリまで巻く。勢いをつけてやっとの思いで抜き上げたグレを抱える…大きい。計ると50cmを僅かに越えている。念願の50cmオーバー。
 その後、何匹かの40cm台を追加して、寝袋に潜り込んだのは、月が見えなくなった頃だった。
 結局この晩二人で30匹以上の尾長グレを釣り上げることができた。
 男女に通う児島さんの熱意を理解できた、そんな釣行だった。

男女装備一覧:磯竿3〜4号・磯竿1.5〜2号・中型スピニングリール・大型スピニングリール・タモ(6m以上)・道糸3〜7号・ハリス2〜10号・太軸ハリ(ヒラマサ針・尾長専用針)8〜11号・小型円錐ウキ・大型円錐ウキ(ケミホタル対応)・ケミホタル・仕掛小道具・ロッドケース・バッカン・クーラーバック・マキエシャク・ミキサー・バケツ・偏光グラス・ライフジャケット・磯靴・グローブ・ヘッドライト・懐中電灯(予備電池も)・カイロ・着替え・タオル・防寒着・カッパ・湯沸かし器(燃料も)・シュラフ・ビニールシート・食糧(缶詰、レトルト食品、カップ麺・コーヒー・お菓子等)・飲料水・トイレットペーパー・投擲ロープ・ナイフ・水のいらないシャンプー(長丁場の時)

■男女群島予備知識
 1泊や2泊もする釣行だ。渡船に積み込む荷物、エサは相当な量になる。近場の磯釣りなら自分の荷物はすべて磯に持って上がるが、男女でそんなことをしていたら大変なことになる。次に渡船がくる時間を予め船長に聞いておき、その時間までに必要な物だけを磯に上げる。
 また遭難などが不安な場合は、HAM(無線)を積んでいる渡船もあるので、これを借りるとよいだろう。

男女群島安全マニュアル

 大海原の真ん中にあり、周りを対馬海流が音を立てて流れる男女群島。一歩間違えれば危険この上ない。万全の安全策を講じたい。
 まず新品のライフジャケットと磯靴(スパイク)を用意する。滑るところにはドンゴロスを引いて、その上を歩く。
 投擲ロープは二人の間においておき、いつでも出せるようにしておく。万が一相棒が落ちたら、ロープを投げて体に巻き付かせ、こちらの端を自分の腰に巻き付けて引き上げる。投擲ロープを持っていなかったがために命を落とした釣人は多い。一人での磯上がりは避ける。
 HAM(無線)を常備している渡船が増えている。夜釣りに限らず、昼釣りでも不安な場合は借りた方が無難だ。

■男女群島ってどんなとこ? 1
 男女群島とは五島列島福江市の南南西約80kmの東シナ海に浮かぶ群島。男島、女島、クロキ島、寄島(中ノ島)、ハナグリ島の五つの主島と岩礁からなる。
北緯32度、東経128度23分。所在地は長崎県福江市。地理的には沖縄本島のほぼ真北、鹿児島県北部の阿久根市の真西に位置する。
一番大きな男島が約2.8平方km、女島が約1.3平方km。

■男女群島ってどんなとこ? 2
 男女群島の最高峰は女島にある高崎山(標高283m)別名「電探山」。第二次大戦中に日本の旧海軍の電波探知の基地となっていたのでこの名がついた。山頂にレーダーが据え付けられていたが、米軍占領下の昭和20年に破壊される。
この他、各島の最高峰はハナグリ島144m、中ノ島183m、クロキ島104m、男島225mとなっている。ちなみに女島灯台は119m。

■男女群島ってどんなとこ? 3
女島灯台には福江島の福江航路標識事務所から10日交代で職員4人が派遣されている。勤務には3人があたり1人が非番。勤務者は4時間仕事をすると8時間休みその後また4時間業務をこなす。
女島の灯台守は通常業務の他に気象庁から気象観測業務も委託されており、毎時間ごとに「こちら女島、北西の風5m、ウネリ3m」といった具合に船舶に無線で知らせている。最後に「ほなサイナラ」といって切るユニークな灯台守もいる。

■男女群島ってどんなとこ? 4
男女群島は全体が国の天然記念物に指定されているので、許可なく上陸できない。そんな群島だから珍しい生物も豊富にある。周辺は珊瑚の宝庫であり、明治時代は珊瑚漁で賑わった。植物も亜熱帯性のオオタニワタリやアコウなどが生い茂る。また野鳥の種類も多く、チゴハヤブサやシロハラホオジロなどの渡り鳥、群島に棲み着いているオオミズナギドリやカツオドリなどがいる。渡り鳥のほとんどはシベリアから東南アジアへと向かう。

これだけは知っておきたい
男女群島 ハンドブック

初めての離島遠征は不安がいっぱい。ハリスって何号を?夜釣りは危険じゃないの?渡船システムは?何を持って行けば?と分からないことだらけだ。
こんな疑問や不安を一挙に解決、楽しい男女群島遠征をサポート。これさえ読んでおけば安心して超大型尾長グレと渡り合える…?

仕 掛
ハリ上のケミは集魚用
 男女での夜釣り仕掛を紹介しよう。昼の口太釣りは近郊の磯釣り仕掛を一回り太くすれば充分。
 夜の尾長釣りは最低でも磯竿3号以上。リールは8号の道糸が150m巻ける8000番クラス。道糸は6〜7号、ハリスは7〜8号。道糸にウキ止めを結び、シモリ玉を通して1〜2号負荷のケミホタル対応もしくは電気の中通しウキを通し、ウキの浮力に合わせて1〜2号の中通しオモリを通す。大型のサルカンを2重のチチワ結びで結び、このサルカンにハリスをこちらも2重のチチワ結びで結ぶ。ハリスは1ヒロ半ほど。ハリ上30cmほどにBのガン玉、この直下に極小のケミホタルを付ける。ハリはヒラマサ針の11〜12号もしくは尾長専用のネムリの入ったハリの9〜10号。
ハリ上の極小ケミホタルは集魚効果を高めるため。児島さんに男女の磯を教えた田中さんがマダイの夜釣りで、このケミホタルをつけていたところ尾長が多数釣れたことにヒントを得たという。
 エサは生オキアミとボイルを使い分ける。エサトリの多いときにはボイルを、食いが悪いときには生を。エサはハリ一杯に3〜4匹刺す。エサが大きくても食いは変わらず、かえってエサトリに邪魔されずに済むという。
持っていくエサの目安は1泊2日ならオキアミ24kg、2泊3日なら30kgは最低でも必要。
 いずれの道具についても必ず予備を持参すること。長丁場の釣行でもし初日に落としたらあとは何もすることがなくなるぞ。

夜釣り

 男女に来たからには夜釣りをしない手はない。1〜3月のシーズンには4時頃から日が陰り出す。こうなったらいよいよメインイベントの尾長グレ狙いに突入だ。いくら口太グレの好地合で釣れ盛っていても太仕掛に替えた方が無難だ。いつ超大型が食いつくかわからない。3号ハリスを平気で切っていく化け物が出没するからだ。
夜釣りで本格的に狙うには3時頃からマキエを絶やさず巻き続けて沖にいる尾長を寄せることから始める。
 尾長は磯際に沿って回遊してくるのでこいつを狙い撃つ。磯際を狙うなら断崖絶壁の切り立った磯がよい。際ギリギリに仕掛を沿わせる。2ヒロぐらいの固定仕掛で狙ってもよいが、ウキ止めを上に押し上げて上下に誘いながら、広いタナを探るほうがその日のタナをすばやく捜せる上に、誘いをかけ続けることで集中力も持続できる。
目の前を本流が流れるところならマキエを絶えず撒きながら、仕掛を本流に乗せて流していく。アタリは手元に強烈にくる。マキエの中を流すことを心掛けること。
やり取りは穂先が自分の頭の後ろにくるぐらいの気持ちで竿を保ち、糸は一切出さない。これが児島流。50cmクラスまでなら平気でブリ上げる。暗くて相手のサイズが分からないので記録を狙いたい人は慎重にタモですくうのがよいだろう。この時にハリ上のケミホタルが役に立つ。海面を照らせないので、このケミホタルを目印にしてタモ入れ。
 釣った魚はしめてドンゴロスへ。ドンゴロスに時々海水をかけると気化熱で冷えて鮮度は落ちない。

渡 船

 今回お世話になったのは新長崎漁港(畝刈港)から出航している「スーパーウイン」650馬力×2基+500馬力×1基の1800馬力エンジンを搭載する。最高時速は40ノット(時速約74km)のハイパワー渡船だ。凪なら2時間30分で男女群島に到達できる。普通は大体3時間。
 船長の廣山幸雄さん、ポーターの森好文さんともに人柄がよく、好感が持てる。二人とも根っからの釣り好きで、釣人心理をよく理解してくれる。危険な磯には釣人を上げないし磯にゴミを置き去りにすると客でも怒る、船の定員も守る、という安心できる船長だ。
 船酔が心配な人は後ろのキャビンの中央部分で寝るのが一番。後ろの方が船底が海を叩かず、中央の方が左右への揺れが少ないので幾分船酔を防げる。

■手配…渡船、エサの手配は「えさの丸正長崎店」で受け付けてくれる。
TEL.0958・50・6828
船の定員は20名ほど。料金は日帰りが3万円、1泊2日が3万5千円、2泊3日は4万5千円、以降1日増えるごとに1万円増。チャーター料金は相談。この他、船釣りも受け付けている。出航前に乗船名簿に氏名と住所を記入し渡船料を支払う。
■問い合わせ…スーパーウイン TEL.0958−41−1566

ACCESS

長崎へ行くには車、飛行機、電車の3パターンある。それぞれを詳しくみてみよう。
【A】車利用の場合…中国自動車道吹田IC〜神戸JCT〜山陽自動車道〜山口JCT〜中国自動車道〜関門橋〜九州自動車道〜鳥栖JCT〜長崎自動車道〜長崎多良見IC〜長崎バイパス〜川平IC〜川平有料道路〜時津料金所〜地図参照
【B】電車利用の場合…JR新大阪駅(新幹線)〜博多駅(特急・在来線)〜長崎本線〜長崎駅〜タクシー
【C】飛行機利用の場合…伊丹空港〜長崎空港〜安田産業汽船〜時津港〜タクシー

■費用
【A】吹田インターから長崎多良見インターまで14950円+長崎バイパス410円+川平有料道路200円、総走行距離約800km。リッター10kmの燃費として80リッター。ガソリンリッター100円として8000円。片道23560円×2(往復)=47120円
【B】新大阪から博多まで新幹線が14590円+博多駅から長崎駅まで特急利用が4910円(在来線利用なら2730円)+タクシー代約5000円。片道約24500円×2(往復)=49000円。
【C】伊丹から長崎空港まで飛行機が18800円+時津までのフェリー代1220円+タクシー代約2000円。片道約22020円×2(往復)=44040円。(長崎空港〜現地まで9人乗りのジャンボタクシー約15000円もあり)
■電車、飛行機利用の場合、荷物は「えさの丸正」まで事前に宅配便などで送っておくと預かってくれる。
住所:〒851ー2211長崎市京泊町1-93 えさの丸正 長崎店
TEL.0958−50−6828

装 備

ここでは男女群島に行くのに特別な装備だけを紹介しよう。
◆シュラフ…夜釣りをするための寝袋。夏用の薄手のものではなく、冬山用の厚いものを。夜釣りをしない人は船で寝ればOK。
◆ビニールシート…2.7×2.7m四方ぐらいのビニールシートを用意する。雨の中で寝るための雨よけ用。雨が降っていないときは下にひくと快適だ。テントがあればなおよいが、かさばるのが難点。
◆湯沸かし器…アルコールかガスでお湯が沸かせるものを。マミヤ・オーピーから「アルポット」というのが出ている。磯の上で沸かすコーヒーやカップラーメンは最高。
◆投擲ロープ…重量のある浮力体(ウキ)がついたロープ。万が一隣の人が落水したらこれを投げて助ける。お互いにこのロープのある場所を事前に確認しておくこと。
◆照明器具…ヘッドライトに懐中電灯。夜釣りには必携。この他に特大サイズのケミホタルを数本。夜釣りでは無闇にライトを点けられないので、このケミホタルで手元を照らすと結構明るい。バッカンやクーラーなどに取り付けておくと一目で場所がわかって便利だ。
◆クーラー…80リットル入りの超大型クーラー。これに入りきらないぐらい釣ろう。
◆ピトン・ハンマー…これは渡船に常備されている。本流のド真ん中にあるような低い磯には持って上がろう。
◆その他…余分のクーラーかバッカン、これは食糧など濡れたら困るものを仕舞っておく。