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村田 満「竿運快釣」-21- |
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金に困らないコツ教えます |
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あるメーカーの社長から「村田さんはカネ(銭)に困っているのとちがうか」といわれました。 平成10年2月13日現在、ぼくは困っていません。 昨年の11月11日午後2時までは困るどころか、ゼニに追いまくられていました。 ダイワ精工の株を(マージン)カラで5万株買って一千万円からの損金の追証に追いまくられていたのです。ですが、2月12日に、一気にあがって、一気に解消です。 売りました。笑います。 今は、反対に大金持ちになっています。 こんな原理を知る人はいないでしょう。 会社がつぶれない限り、さがった株価は、必ずいつかはあがる時がくるのです。 それまで辛抱するのです。その辛抱ができるかどうかです。これは、資本主義が続く限り変わりません。 このツライ辛抱を忘れさせてくれるのが自然との接触なのです。 ぼくは、アホなことですが5年前から山歩きを始めました。アユが終って、冬にコテツに入って本を読んでいるよりも、マシだからというツマラない理由からです。 4年前までそうでした。 真の原因は、冬に有田川や日高川へハエ釣りに行っても釣れなかったからです。 3年前(平成8年)、宇治川へ行って、バカバカ、ハエが釣れるのが分って、山歩きは川通いに変わりました。 アユの友釣りで100日間も川へ浸って、川釣りのノウハウは十分に習得していま す。冬のハエ釣りにコレを応用すれば、楽しいめができるハズです。 昨年の正月、宇治川塔ノ島、朝霧橋のかみ約50mに、細長い沈み中州がありました。ここに渡るには、かみから流れを横切ってこなければなりません。 命がけ。というよりも、アユの瀬渡りの応用です。 腕より足でハエの入れ食いをさせようというのです。 アユの友釣りで、川に100日間も浸りますとソレができるのです。平成8年から 9年にかけて、19cmの大型が12尾もあがったのは、この中州に渡れたからです。 ただ、注意として、水位の高い時は、絶対近づかないことです。 朝霧橋の上から流れを見て判断をしていたのです。 ぼくは釣りでも日常でも、いつも危機感を持っていなければ、退屈するのです。 今年(平成10年)もそうです。正月早々、安全確実な釣場、ユニチカの排水口のハエ釣りにアキました。 ここでは、午後3時、皆様が帰り仕度をする頃に、瀬肩に立ち込んでやりますと入れ食いになります。 5〜6回、同じ所に通って、あまりの平凡さに、やめました。 次は、関電放水口のプールに通いました。 ここも3回ほどで趣味に合わない平凡さに、イヤになりました。 朝霧橋のかみのような早い流れの、ヒトの行きづらい所はないのか。ただ、肝心のソコ(朝霧橋のかみ細長い沈み中州)は、工事で激流となって近づけません。 ソレに替わるものとして天ヶ瀬吊り橋の下流約200mの早瀬があります。 ここなら、立ち込みにくいし、面白そうなので、1月中旬から通っています。 友釣りの練習のため、瀬の中のタルミをよってサオを振っております。入れ食いにはなりませんが次から次へと場所をかわって釣り歩く、見切りの釣り練習になります。 マキエをして、ハエが釣れ出すのに10分間かかります。 1時間ほどで、ソノ釣場は終了となります。 マキエの追加の割には数が出なくなるからです。 白い小さなハエになってきたらポイントは、崩壊したとみなします。 ここでの釣りは、はじめに釣れるハエは大きくて、最後に釣れるハエは小さくてなんだかアユの友釣りに似ております。ここも2月中旬になってアキてきました。 ハエは簡単に釣れ過ぎます。 それなら、マキエを使わずに川虫をとって、ハエ釣りをしてみよう。 これはムツカシイのです。このためには、ハエのツキ場を捜し歩かねばなりません。広い宇治川、どこにハエがツクのでしょうか。 答えは、瀬ワキです。 その瀬ワキは、どこにあるのでしょうか。 宇治橋の上から流れをみていますと、キラキラ、ハエが白い腹をかえすのが見えます。 ただ、ヒトが近づくと、サッと散ってしまいます。 ここにおいて、長ザオで釣らなければ、ダメと分かります。 6.5mのコハクゼロ、116g。 これは、ぼくをハエ釣りにのめり込ましたサオです。 ハエの引きはアユの引きのように強く感じさせます。 このサオ一本のせいで、冬の山歩きをやめて、冬の川に帰ってきたのです。 一本9万円もします。よく考えてみますと、現在の釣りは、ソノ気にさえなればアユを一日300尾釣り上げることは可能です。 ハエなんか、2時間で300尾以上の記録が出ているのです。 システムを考えれば、まだまだ釣果は向上します。 しかし、その結果は面白くないのです。 サカナの生態系をつぶす釣りワザは、結局は、その釣りをダメにしてしまいます。 アユの友釣りは、年々釣れなくなって、ますます釣りたい人達が増えております。 カズが釣れないから、カズを釣りたいのです。 ハエは、この点で、カズが釣れるから飽いてしまうのです。 では、昔から、なぜ寒バエ釣りなのかです。 水温が低下して、なかなか釣りにくいから、真のハエ釣りなのです。 ぼくは、昭和40年代の初心者時代、2月、3月、4月とハエ釣りに行って、5月に一日300尾、400尾と釣って、やめました。いつでもクーラーに満タンの春のハエでは面白くなくなったのです。 この点で、平成の友釣りは、いくら大量放流のアユでも根本的に釣れないのです。 原因は、石にコケがありあまるほどつく、水の富栄養化が進んでいるからです。 エサがあまると、アユはナワバリを持つ必要がなくなるからです。 その飽食アユを釣るには、根気あるのみです。 その根気はひと冬にマキエをして、ハエがバカバカ釣っていてはやしなえません。 粘りとガンバリの根性を養うために、ハエの釣り方をかえようと思います。 ベテラン、クロウトというには言葉は悪いのですが、ひつっこいのです。 人生、ゼニで困まらないコツは、ひつっこさのようです。 わかって下さい。(大阪市在住) |
