
| 村田 満「竿運快釣」-35- |
| 解禁前のアユの下見でアユのいないところは釣れた試しがナイ |
| 村田 満 |
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3日前の下見で大釣り解禁。もっと釣りたい。もっと楽しみたい。でも、なかなか釣れません。そこで、色々考えます。ナニか釣る方法がないのか。 平成の今は、アユに関して、用品の進歩はめざましいから、コレを使って、アユを釣れないだろうか。 サオやイトやハリやタイツやタモやベストや引き船や生かし缶を新調します。それで、快適釣行で、体が切れるようになって、釣果が2倍やら3倍にならないだろうか。なるほどです。 例えばサオですが、スパーリング改革で、6g軽くなり、値段も27万円と軽くなった99年銀影競技を使うとします。感度ビリビリ、ここ釣れワンワンで、アユの居る所がわかります。 どこへ行っても、入れ掛り。ただ、すでに、前年、36万円の98型赤い鳥(銀影競技スペシャル)を買っているのですから釣果倍増の大満足なんてありません。良いサオも、すでに使っておれば、凄い進歩はありません。イト、ハリ、その他、も同じです。 もし、ソレらを買った人が10年以上前のものを使っていたのなら話は別です。釣果の大進歩につながります。ただ、そんな10年間も古い用品のままで、友釣りを続けている人はおりません。大なり小なりの買い替えをしております。 用品で簡単に釣果をのばせない。とすれば、釣り方の腕はどうか。腕を磨くと、釣果はあがるのか。これも、今の友釣りは一点止め待ちの人工アユの友釣りに代表されるように、積極的な進歩につながりません。 釣果の退歩をいかに止めるか。足元釣りとか手前釣りとかの消極的な守りの釣りになりました。サオ先より遠くオトリを出さない。ソロソロ運転の低速釣りです。 用品も腕も、もう改良の余地はありません。なにしろ、友釣りの対象が人工アユの池のアユになったのです。追わない、追いのニブイアユを釣ろうとしているのです。釣果のあがるハズがありません。アユの種類によって、追い方の強弱を分けますと…。 1.強いのが湖産。 2.まずまずが海産。 3.悪いのが人工です。 ここにおいて、やっと平成の友釣りの釣果倍増法が分かりました。追いの強い湖産のいる川へ行けぱいいのです。琵琶湖の川へ友釣りに行けば、用品の良さも腕のさえも生かせます。この点でいえば、平成11年のシーズンは迷いがありません。日高川で1尾とか、神通川で2尾とかのムダな釣行はしなくてすみます。 先月号で、釣果の拡大もゼロも同じだといいました。それは、ゼロになったから、ゼロに近い期待はずれがあったから色々考えて、実行したのです。もし、ゼロになって、友釣りなんかやめた、となったら、それはホントのゼロになりますが。ゼロを三ケタ釣りに変える方法を考え出す。そして、実際にバカバカ釣ったのです。 この時、過去を完全に振り切っておれば、平成10年はそんなに成績の悪いシーズンにならなかったハズです。とにかく、追いのよいアユの満タンになっている川を選定する。そこの釣場を研究して、最良の場所に入る。 平成のアユは、光る石が必ずしも、アユの釣れる指標にはなりません。そのものズバリのアユがいる所が、アユの釣れる場所になります。黒い魚影を発見して釣る。不調だから好調になる。 さて、アユは釣れない不調であればあるほど、釣れる要素が生じてきます。釣れないと川に立つ人は減ります。釣れないと、原因を究明して対策を立てます。釣れないと、力が余ってきます。釣れないと(ぼくの場合)カッカして、どんな手段でもムリでもやります。大阪から新潟(19日間も浸りに行くなん て、平常心ではできません。)狂ったからできたのです。釣れないと、サオ、イト、ハリを最高のモノで武装します。釣れないと、最高と思われる釣り方をします。こういう対策を立てますと、大釣りも無釣果も2〜3年の長い目でみれば、結局は同じになります。 悪いから良くなります。逆にいえば、良かったから、油断していて、わるくなったのが平成10年だったのです。これだけのモノ余りの世の中で、アユが余っていないハズはありません。 どこかで、釣られないアユがピチピチあふれているのです。そのあふれる平成11年の大釣り河川は、どこなのか? 1.千種川 2.揖保川 3.奈良吉野川 [組合努力の川] 4.野洲川 5.安雲川 6.岸田川 [追いの良いアユがいる] 7.矢田川 [日本海の穴場] 8.熊野川 9.古座川 10.有田川 [和歌山の天然ソ上河川] ここで、関西の本命河川の日高川、日置川はどうなのかです。 ほんとうは、昨年より少しましです。5月26日の解禁に行くべきか、どうかです。ぼくは、迷っております。もし、3尾や5尾では、行かない方が今後のためです。といって、もし、三ケタが出たらこれは事件になります。関西の友釣り界は変わります。5月26日−日置川久木150尾。5月26日−日高川松瀬130尾。これは、まんざらウソのカズではありません。今のサオ、イト、ハリで、全力投球でやれば可能です。 いるならやりたい。大御所の復活です。四月中旬に行った時、ものすごく水況が良くて、石のコケもピカピカでした。アユが泳いていれば、一も二もなく「ここだ解禁日は」となったのですが、残念ながら、黒い魚影は観察できませんでした。 毎年、5月11日に岐阜県の川は解禁されます。これで、もし、30尾とか40尾のカズが出れば、今年は大丈夫と予想が立ちます。昨年のように、3尾とか5尾では要注意になります。根本的に釣行河川を改めねばなりません。 この号が出る頃(5月10日)には、大方のことは分かってきます。一番確実な方法で、解禁釣行を決めるのは、3日前の下見です。箱めがねで、日高川なら日高川、吉野川なら吉野川、千種川なら千種川、揖保川なら揖保川の下流と中流と上流を見て回ります。どこにいるのか。どのくらいの大きさか。平瀬に20pのアユがいる。淵のカケ上りに15pのアユが群れている。瀬のシンに18pが黄色くなっている。ぼくが自信を持って言えるのは、解禁前の下見で、アユのいない所は、釣れた試しがナイことです。 ある時、天からアユが降ってきて、突然、アユのいない場所で入れ掛かりになる。それはないのです。いても、突然、姿を消す。これが昨年の解禁日でした。今年は、どうなるのでしょう。とにかく、3日前の下見です。 |
