| 森と川と釣人と |
| 環境ホルモンと鮎の味 |
| 佐藤哲男 |
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「環境ホルモン」何となく、インパクトの弱い上品な名称だ。正式には「内分泌かく乱科学物質」と呼ばれ、ダイオキシン、PCB、農薬など67種が有害物質としてリストアップされているそうです。 この「環境ホルモン」の名の由来は、環境中に放出されてホルモンのように作用する、だそうです。が、先日ラジオの深夜放送では「環境中の有害物質が、男女のホルモンに悪影響を与える」から考えると、この名称は漠然としているとも言っていました。 この有害物質が私達の体内に入る経路としては90パーセントが食物からと言われ、我々釣人の大好きな魚では、イワシ、アジなどにダイオキシンが多いそうです。 しかも、工業都市に近い海の魚ほど多いのですが、イカ、タコなどは比較的安全と言われている。そのダイオキシンも体内に蓄積されると、体外に出にくく、常日頃から海藻、野菜など食物繊維を沢山摂取することと、体を動かし汗をかくことが、環境ホルモンから身を守る唯一の方法だそうです。 清流で育つ?アユは、まず大丈夫でしょうが、どうも最近のアユの味がもう一つなような気がする。 何といってもアユは塩焼きが一番。でもこの塩焼きが最も難しい。 そこで、不味いアユでも美味しくいただく方法として、焼きたての熱々のアユに、軽くバターをぬってみました。 テカテカと照りが出ていかにも美味しそうです。美味しいのですこれが。 次は、吉野漁協組合長の中川さんの「背開きしたアユの身に、うるかをたっぷりぬって一夜干しにしたアユを、サーッと焼いて食べると最高!」これも試してみてはと思います。 何せアユの味も食べる人、川の環境、体調など諸条件によっても味は変わります。私の喫茶店の女性のお客さんが、妹夫婦と一緒に河原で釣ったばかりのアユの塩焼きの味が忘れられません。と言って魚屋さんやデパートで、天然アユなるものを買って食べてみたものの味はもう一つと言ってました。やはり周りの雰囲気も味のうちなのでしょう。 久し振りのドブ釣り(毛バリ) 7月19、20日と大漁を求めて、九頭竜川へ遠征してみました。 鳴鹿エン堤から下流のポイントは、人また人。スゴイ人出です。 それに東風(上流から吹く)でサオが折れはしないかと思うほどの強風が一日中吹き、志比堺、飯島橋下流、最終は福井大橋へと走り回る始末。しかも、釣果はサッパリ。 翌20日、風もおさまり、水も澄み、石の色もよく期待に胸膨む。全体的に下流域にアユが多いようだったので、福松橋と福井大橋と中間に入川する。 その時、一人の釣人が瀬わきのたるみで、友釣師に遠慮しながら変な釣方をしていました。最初はウグイかハエを釣っているのかと思っていましたが、午後2時頃荒瀬釣りに疲れたので、休憩に上った時、その人に「アユですか」と訊きビクを見せてもらいますと、13〜19cmのアユが10数尾泳いでいました。 「少し濁りがあったらもっと釣れる」ということでした。(近鉄釣交会・大阪市在住) |