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月刊つりのとも'98年11月号より |
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バスプロ関根健太と行く |
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ショアからのソルトゲーム 文…中西啓祐(P&Nピンク) |
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4.南紀 RUN&GUN |
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今回のターゲットは、ズバリ、メッキ。この連載が始まったときから、関根プロが「メッキ釣りのレポートは必ず入れよう」と言っていたほど、プロもハマっているソルトゲームです。本誌ご愛読の方ならメッキという魚を充分ご存知だと思いますが、あえてルアーフィッシングの観点から説明させていただくと、メッキはヒラアジの幼魚の総称であり、ヒラアジはソルトフィッシャーマンの憧れのトレバリーのことです。 本格的なトレバリーフィッシングをしようと思うなら、国内なら沖縄県、ベストは最南端の八重山諸島まで足を延ばさなければ、リーフのトレバリーフィッシングはできないしタックル自体も生半可なものではない上、魚を獲ることが非常に難しいゲームと言えます。そのトレバリーの子供が南の海で生まれて、黒潮に乗って私たちのフィールドまで遊びにきてくれるのです。 メッキは親と同様、ルアーに対する反応はすこぶるよく、活性が高ければペンシルベイトやポッパーにも反応します。しかし小さくてもそこは黒潮に乗ってきた回遊魚、群の移動がすこぶる速く非常にスレやすい魚でありまたルアーをすぐに見抜く目の良さを持っています。 私が基本的に使用するルアーはサーチベイトとしてテイルスピンベイトの3gをできるだけ広範囲にキャストし、その日の群の大きさや活性、居場所などを突き止める(この場合に使うルアーをサーチベイトと呼ぶ) 今回の釣行でもルアーでメッキを狙っている方にたくさん出会ったのであるが、一ヶ所で沖に向かってキャストし続けている人が多いように見える。この釣り方でも群が回ってくれば釣れるのであるが、回遊性の強いメッキと言えども漁港の排水の流れ込みや波止、漁船の陰、河口のアシの周りや流れのヨレなどベイトの溜まりやすいところを次々にチェックしていくのがベストである。 居場所が分かれば、次に5cm前後のシンキングミノーを高速トウィッチ(ロッドを小刻みにシャクル)でダートアクション(ルアーが左右にスライドするアクション)させメッキの活性を上げていく。このときルアーをピックアップするまで止めないようにする。以上が私のメッキ釣りで実戦している方法です。 前置きが長くなってしまったのですが、以上のことを実践しつつ関根プロと1日で、南紀のメッキフィールドの代表的なポイントをRUN&GUN(一ヶ所のポイントで粘らず、色々なポイントを回ること)したレポートを紹介します。 日高川導流堤 当日は朝マヅメと夕マヅメに満潮があたる潮回りだったため、朝一番に日高川でメッキの様子を確認すべく導流堤をチェックする。ここは先端が満潮時に水没するため、ウェーダーか長靴が必要だが持参していなかったので、歩けるようになってから本流の反対側のアシ先端を攻めると、コトヒキがヒット。コトヒキがいるということは何らかのベイトがいるので、ここをシンキングミノーの高速トウィッチでチェックすると、やっと5cmミノーより一回りほど大きいミニメッキがヒット。次に10cmほどのメッキ…サイズが小さい群と判断し、川の本流側をチェックする。ここではアタリはあるがフックに乗らない。関根プロも苦戦模様で、導流堤先端でキャストを繰り返している。 私も先端に向かって歩きながらチェックしているとピックアップ寸前に、何やら黒い影のアタックがあった。正体は手の平クラスのヒラメ。再度、関根プロとアシの先端を攻めるが、関根プロがコトヒキとミニメッキを釣っただけに終わり、ポイント移動することに。 周参見漁港 ここは、漁港の規模が大きく、当日のように台風などの影響で外海が荒れているときにベイトが港内に入り、いい結果が出るところ。今回は漁港の一番奥の船付場からチェックした。ここではアタリはあるのだがヒットしない。魚影を見る限り非常に小さいので、漁協前の波止先端へ移動。ここで20cm級のカマスがヒットした。見ると港内に小イカが入っており、それについているようであった。 カマスへのルアーアクションはメッキの場合と多少違い、棒引きでも充分である。しかし、当日はイカを捕食していたようなので、サスペンドミノーのパール系カラーのストップ&ゴーのアクションが効いた。しかし、今回のターゲットはあくまでもメッキなので、メッキ実績NO.1の日置へ移動することにした。 日 置 ここ日置がわれわれにとって、メッキ実績NO.1というのには訳がある。先日下見でここを訪れた折、日置川の中州の船溜まりの流れ込みでそこそこの型のメッキを爆釣したためであった。しかし現地に着いてみるとなんと排水が流れていないではないか! 気を取り直して漁船の周りや、シェード(陰)になっているところをチェックするも潮回りが干潮と重なり、メッキ釣りには最悪の状況。夕マヅメにすべてをかけるべく、再び御坊方面へ戻ることにした。 途中、前回レポートで関根プロがアオリイカをかけた(かけたのみで痛恨のバラシ)塩屋漁港へ立ち寄るが、外海の大波の影響で、煙樹ヶ浜の濁りが入っていた。これではイカ、メッキなどルアーを使用する釣りにはあまりおもわしくない状態である。ここも状況が良ければ漁港内にかなりのメッキが溜まる、要チェックポイントである。 その後、夕マヅメに日高川導流堤と反対側の右岸をチェックするがノーバイトで夕暮れを迎えてしまった。 有田川(安諦橋) 以上のように日中のメッキ釣りは「尻スボミ」の状態で終わってしまった。このままでは気が収まらないのはいうまでもない。そこで連載1回目に紹介した有田川の安諦橋へと向かった。 気分を換えてシーバスでも狙おう、という魂胆である。 ここで関根プロが低調だったメッキ狙いのうっぷんを晴らすかのごとく、気を吐いた。この度アクアフリークから新しくリリースされた“PJVIB”でシーバス(セイゴクラスだが)をキャッチ。これを見た私も俄然気合いが入りシンキングミノーをピンスポットへキャスト。すると強烈なアタリとともにドラグが悲鳴を上げた。やっとの思いで魚を止めた、と思ったのも束の間、痛恨のラインブレイク。この時、過日琵琶湖で50cmクラスのバスをウィードごと抜き上げたタックルを流用していた。セイゴクラスなら余裕だと思い、ラインシステムも組まずにそのままのタックルで挑んだのがそもそもの間違いでありました。読者のみなさんもくれぐれもご注意ください。 それでは、今回の釣行に関していつものように関根プロに締めていただくことにしましょう。 関根プロのコメント みなさんどうも、関根健太です。今回行った“RUN&GUN”という手法は私が参戦しているバストーナメントでは多用するテクニックの一つです。キモは一ヶ所であまり粘らないこと、魚達にとって適水温になるこの時期は活性が高いため、あらゆるポイントで魚がヒットします。ですからルアーをキャストして魚の反応がなければ、どんどんポイントを移動していく方が好釣果に結びつきます。是非お試しください。 |
