第10回ダイワ鮎マスターズ 尻別川



村田満選手V、出場10年目の嬉しい笑顔

取材=7月28〜30日
文・写真=編集部/武富純一

 7月28〜30日、アユ北限の川、北海道の尻別川で'96ダイワ鮎マスターズ全国決勝大会が開催された。参加選手は全国12会場の予選と東西ブロック大会を勝ち抜いた選手とシード、推薦選手を含めて16名。
 初日の予選リーグは4名ずつ4ブロックに別れての総当たり戦。準決勝に進出したのは村田、永浜、乾、福田(正人)の4選手だった。

 翌日の準決勝は村田−永浜、乾−福田の対戦で行われ、決勝戦に残ったのは村田、乾の両選手。
 決勝戦の開始は午前9時。村田選手は開始後10分を過ぎたあたりからポンポンと3匹。その後上、下と忙しく移動して数を拾っていく。一方の乾選手は2匹を掛け、前半で4対7(オトリ込み)と村田選手がリード。後半も村田選手は何とか追いつこうとする乾選手を終始寄せ付けず、終了1分前にダメ押しの一匹。結局11対8で村田選手が優勝をものにした。

 検量を終えての村田選手の第一声は「いやぁ、10年かかりました〜」。このコトバの真意がおわかりだろうか?。実は村田選手は過去9回の本大会で上位入賞は数あるのに、なぜか優勝だけは意外なことにゼロ。過去の本大会ではシード権を失い、予選から勝ち上がって出てきた年もあったという(ちなみにこれだけの連続出場記録は村田選手のみ)。

 それだけに10年という年月をかけての今回の初優勝はひときわ嬉しいようで、ギャラリーを前にもう笑顔いっぱい。「これで花道…?」と言うある記者のコトバに「誰やそんなん言うんは! ワシは死ぬまで現役じゃ〜!」と元気いっぱいの“生涯現役宣言”も披露してくれた。

 全国から総計2750名もの参加があったという本大会。10回を迎え若い選手たちの台頭もあり、これからの大会がまた楽しみだ。村田選手もまだまだバリバリいけそうだし……。

<成績>
優 勝 村田 満(ちろりん会)
準優勝 乾 修実(かわせみ会)
三 位 永浜幸英(伊東鮎酔会)
三 位 福田正人(友技会)

<敗者復活戦(次年度シード権獲得)>
一位 伊藤正弘(恵鮎会)

●念願の優勝を手中に笑顔いっぱいの村田選手。


'97へ][釣り大会記事]