'98ダイワグレマスターズ全国決勝大会



片山勝夫選手(大分)、初出場でV。
長崎県五島列島

取材=11月29〜12月1日
文・写真=編集部/武富

 11月29〜12月1日、長崎県五島列島の磯で「'98ダイワグレマスターズ全国決勝大会」が開催された。
 この大会は、全国10ヶ所での予選大会を勝ち残った選手10名と昨年度本大会での上位入賞者5名、推薦選手の計16名で全国チャンピオンの座を競うもので今年で6回目。今年は総参加者が1000名を越え、規模、レベルともにトップクラスのグレ釣りトーナメントとして人気は高い。

 初日の予選は4名が4つのブロックに別れ、前半後半を1時間交代で2ヶ所の磯を回り、計4時間を闘った。グレの規定サイズは25pで、その総重量のポイント制。
 準決勝に進んだのは片山、大西、本田、岩脇の4選手。準決勝は片山−大西、本田−岩脇の組み合わせで行われた。
 結果、8匹同数ながら80gの重量で上回った片山選手と、1匹差(重量差33g)で本田選手を敗った岩脇選手が決勝戦へ進んだ。

 翌日の決勝戦は、沖黒瀬で午前7時からスタート。
 前半、初めから快調にグレを釣ったのは片山選手。一方の岩脇選手も8時頃から立て続けに掛け、両者とも4匹同数で前半を終えた。
 後半は時合が終わったのか両者とも1匹ずつ追加のみ。両者とも計5匹の検量の結果、重量で2.12kgの片山選手が優勝となった。初戦の予選リーグで、今回5連覇を狙っていた山元選手を破った勢いは、最後まで誰も止められなかった。
 片山選手は大分で釣具店「つりひこ」を経営する40才。釣り歴は20年、ホームグラウンドは地元、大分の磯という。
 印象に残ったのは、片山選手のシカケが円すいウキ1個のシンプルなシカケだったこと。多くの参加選手が飛ばしウキ+アタリウキの2段ウキシカケで、事実このスタイルが現代のトーナメントで勝つ最強シカケとされているのに、である。

 試合後、この点を片山選手に聞いてみると、いつもは2段ウキを使う事が多いそうだが、朝から向かい風の強風だったため、遠投用2B負荷の重いウキで行こうと決めたということ。
 これだけが勝利の原因とは決して言えないが、普段の釣りスタイルを捨て、釣場の状況に合わせて敢えて重たいウキで通したという点がとても印象に残った。

●宿泊/たびら荘 TEL.0950・57・1410
●釣況問い合わせ/あじか磯釣センター TEL.0950・57・0883
五島列島の他、男女群島直行便もある。

●準優勝、岩脇選手。
●熱心に観戦する山下選手(左)と山元選手。
●宇都選手。●全国から精鋭16選手が揃った。


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