第16回G杯争奪全日本がま投げ(キス)選手権



波、ウネリ…喜んだのはサーファーばかり?
浜詰海岸

取材=9月3日
文・写真=編集部

 9月3日、丹後半島の西、浜詰海岸で第16回G杯争奪全日本がま投げ(キス)選手権が開催された。出場選手は東北、関東、東海、中部、関西、四国、中国、九州の8地区の大会を勝ち抜いた24名とシード選手7名とがまかつから3名の計34名。。
 あいにくと当日は雨とウネリの最悪コンディション。おまけに潮の流れもかなりあるらしく、ウデ揃いのキャスターたちにはもう最高?のキス日より。

 こんな時にはどんな工夫をするのかと選手たちに聞いて見ると、潮でシカケがヨレてしまわないように普段の8本バリを4〜5本に変えたり、シカケが流れるのに合わせて釣座を移動したりするそうだ。また、別のある選手は「さぉ、どうなんでしょうネ? 普通こんな日にはそもそもキス釣りなんてやらんからねぇ」と苦笑い。ゴモットモ、でも大会だから、なんとしてでも釣ってもらわないと……。

 さて、3組に分かれて1時間半ずつ場所を交代しながらの3回戦の予選を勝ち抜いたのは湯口、矢野、中村、福永、瀬尾、石川の6名。最高匹数は湯口選手の12匹。予想に違わず海の底も大荒れのようで釣果ゼロの選手もかなりいた。
 この6名による決勝戦は午前11時半より行われた。雨は上がったものの、ウネリは変わらず、多くの釣果はやはり期待できそうもない。それでも選手たちはそんな海の底のどこからか何匹ものキスを見事に引っぱり出してくれた。

 結果、瀬尾、湯口の両選手が9匹で同数となり、重量検定で瀬尾選手の優勝が決まった。瀬尾選手は3名のがまかつ推薦選手の一人。第3回、4回に続いて同大会史上初の3度目の栄冠。「これを機に引退して若手育成に力を入れたい」との優勝の弁が爽やかだった。

<個人の部>(重量/g)
優 勝 瀬尾捷征 9匹(358.6)
準優勝 湯口仲雄 9匹(231.6)
三 位 福永 正 8匹(191.4)
四 位 石川雅啓 8匹(152.6)

<団体の部>(平均/匹)
優 勝 四国地区(4.33)
準優勝 東海地区(4)
三 位 がまかつ(2)

●サーファーたちには絶好の波なのだが…… ●決勝戦進出の6選手。
●上位入賞の3選手。●このウネリだと浅場はダメ、遠投で深みを狙う。
●優勝した瀬尾選手。これを花道に引退宣言。後で「まだまだ引退は早いデ」と慰留されていたが……。


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