'96第1回マルキユーカップ



ウネリ、サラシを征して……
三重県尾鷲

取材=9月28日
文・写真=編集部/武富純一

 天気図を見ると日本列島のはるか南海上に台風が二つ並んでいた。高波等の危険はまだないだろうが、ウネリはかなり出るだろう……集まった釣人は誰しもそう思っていたに違いない。そんな9月28日、三重県尾鷲の磯で「第1回マルキユーカップ」が開催された。
 釣りエサのトップメーカーであるマルキユーさんの主催ということで、一般の参加者はもちろん、ロッドやライン、ハリ等のメーカーの枠組みを超えたグレ釣り界で名の通ったクラブやテスターさんもたくさん集まったようだ。

 大会はグレの部、他魚の部で行われ、いずれも全長20p以上の一匹長寸で行われた。
 さて、この日は大方の予想通り外向きの磯はかなりのウネリがあり、時折大きなサラシが出ていたが、こんな時は一体どんな釣り方をしたらいいのだろうと何人かの名人さんに聞いてみた。
 三重県のエサ店「釣りエサ市場」のオーナーでマルキユーのモニターでもある三原憲作さんは、「ウネリでできるサラシを見ていると何回かに一回の割合でヨレができるので、そこを狙ってシカケを投入するのが良い」という。事実、グレの部で5位になった成子さん(守口荒磯クラブ)は「仕掛投入の際に海面を見ていたら、ある時、スーッと沖に伸びるサラシができたので、そこへ仕掛を入れたら一発で大きいのが食ってきた」という。大切なのは良いサラシのできる周期をつかんだマキエと仕掛投入のタイミングということらしい。

 また、守口荒磯クラブの宮川明会長は「台風が原因のウネリはノッタリしているので、ウネリの外側の波が静かになったところを遠投で狙う」という。ただしこの場合はマキエを正確に遠投できる技術が必要だ。

 全体の釣果のほうは、海が荒れたせいか全体に外磯よりも湾内の磯で釣れていたようだ。
 グレの部の一位は49.5pを釣り上げた門真市の小田浩志さん。ハリス2号でタナは3ヒロ。朝の8時くらいにきて取り込むまでに2回タモ入れに失敗し3回目でやっと取り込めてハラハラものだったという。

<グレの部 /cm>
一位 小田浩志 49.5
二位 笠見和彦 40.1
三位 西谷禎朗 37.6
四位 坂井昌伸 34.6
五位 成子 梓 33.5
六位 久松 太 32.8
七位 栗山高幸 31.6
八位 小田真一 31.6
九位 切東慎一 31.5
十位 川北泰朗 31.5
<他魚の部>
一位 長江英明 39.6アイゴ
二位 牧之瀬正暢 38.5アイゴ
三位 藤原孝一 35.8チヌ
四位 奧 伸夫 35.0アイゴ
五位 和田謙二 34.5イシダイ
六位 二宮雄一 33.4イガミ
七位 近藤慎哉 32.7イガミ
八位 濱口 務 30.8イガミ
九位 奧 博公 30.6イガミ
十位 島崎清弘 29.9イガミ




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