'96RYOBI THE TOP OF TOUNAMENT鮎 全国決勝大会
見えているのに掛からない鮎を相手に……
静岡県狩野川
取材=8月26日
文・写真=編集部/武富純一
8月26日、静岡県の狩野川・天城湯が島町雲金で「'96リョービ・ザ・トップ。オブ・トーナメント鮎」全国決勝大会が開催された。参加選手は全国7つの地区大会の上位入賞者とシード、推薦選手の計25名。
A、B、Cの3ブロック、各8〜9名に別れての予選では、やや渇水気味の川模様に各選手とも苦戦。2時間半で最高が7匹、平均4.2匹というシビアさだった。おまけに同匹数による早掛け(10分以内で最初に一匹掛けた方が勝ち)や、それでも順位が決まらずジャンケン勝負という波乱も各ブロックで展開された。
結果、各ブロック上位4名、計12名が勝ち残り、次の3ブロックに別れての準決勝で鈴木(北関東)、清木(中国)、飯田(中部)の3選手が決勝戦に進んだ。
決勝戦は吊り橋を真ん中にした上下3つのエリアで行われた。時間は2時間、40分ごとに3選手が各エリアを交代していく。
出だしに2匹を掛けた清木選手を後の二人が追う形で序盤戦がスタートしたが、中盤にさしかかった頃には、一時、3人が4匹ずつと並ぶ互角の展開。しかし終盤40分で鮎を掛けたのは清木選手ただ一人。結局、この2匹が決定打となり、清木選手が優勝を手にした。
優勝の清木選手は広島県在住の45歳。所属クラブはない。狩野川は初めてだったが、ホームグラウンドの太田川に似ていたので、泳がせが基本の自分の釣りができたという。またハリの交換を豆にし、相手を気にしないよう心がけたのが勝因と語った。
試合中、吊り橋の上から川を覗くと、たくさんの鮎たちが泳ぎ回っているのがまざまざと見えた。「あんなにいるのになぁ」と、地元のギャラリーの一人に聞くと「そうです、鮎は見えてるけど掛からない……この時期の鮎はいつもそう」なんだそうだ。
また、昨年度本大会優勝でシードの榎木選手は準決勝Cブロックで飯田選手に敗れた。
優勝 清木清隆(中国)
二位 鈴木英明(北関東)
三位 飯田利巳(中部)
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