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楽しい釣りを事故で台無しにしたくない |
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自分の命は自分で守る。自然に間近な趣味だけに、安全面の基本はしっかりと。 |
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矢野 貴雄 |
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今月は、ちょっと安全について考えてみようと思います。 9月のインストラクター講習会に行かれた方も多いと思うのですが、この講習会でも最重要課題が安全面です。 ちなみに私も講習会で教わるまで考えてもみなかった危険もありました。 防波堤の危険パターン まずシーバスアングラーが最も多く釣行するであろうフィールドに防波堤があります。 防波堤はサビキなどで、非常に手軽に楽しめます。我々シーバスアングラーはほとんどの場合釣人の少ない時間帯に少人数で出かけます。そして基本的に潮目の発生するような先端部や潮通しのいい場所を攻めます。 しかも、互いにポイントを譲り合って距離をおくので、いつの間にか居なくなってもわからないのです。 例えば防波堤の先端部の潮通しが良い場所で落水したとするとどうなるでしょう? そう、どんどん流されちゃいます。しかもほとんどのアングラーはこのような危険な状況の釣りにも関わらず“ライフジャケット”は装着していませんし、都心部の港湾だと周囲の工場等の騒音で、たとえ声をあげても確認されるかどうか… テトラの危険パターン 次に、テトラの釣りのパターンがあります。 テトラの釣りで、私の経験から最も危険なパターンは、ネットを持たないで大型のランディングを試みた場合です。 テトラの上ですから当然、移動やキャストの際にも危険はあります。しかし予想 しないサイズの魚が食ってきた場合、取り込みに夢中になり、水面近くの滑りやすいテトラでも気にせずに飛び移ってしまうのです。 この時に、フエルトやスパイク底の長靴をはいていれば危険度は減りますが、防波堤の場合と同様軽装のアングラーが多く転倒して落水という場面が想定できます。 このような事態が、非常に多く発生するのです。 どちらの場合にもいえることですが、危険なところほど人が入っていないので、魚がよく釣れるため更に危険度が増します。 この二つのフィールドへ出かけるときには、夏場といえども長袖を着用した方がいいし、ライフジャケットもないよりはあった方がいいのです。 立ち込みの危険パターン 次はサーフや河口の場合です。立ち込んで(ウエーディングといいます)釣りをするお話です。 絶対に守ってほしいのが、絶対に一人では行かない!!ということです。 それと、これは経験しないとわからないことなのですが、転倒したら、ウエーダー内部には空気が入っているので脚が浮いてしまい頭が水面に出ないのです。 しかも、河口などは流れがあるので、あっという間に沖合いに流されてしまいます。 ですから、ライフジャケットを必ず装着して下さい。 ライフジャケットさえ着ていれば、上半身に大きな浮力が発生し頭が水面に出ますので泳ぐなり、助けを呼ぶなりできるのです。 サーフは、波に足元がすくわれ転倒、という事態が非常に多いのです。 大阪湾などの湾内ならまだいいのですが、太平洋や日本海などの外洋では河口より流れのある場所もあります。 ライフジャケットとそれに付属する“笛”(ついてない物もあるが)必ず用意して下さい。 防波堤、河口、サーフすべてにいえることですが、単独釣行を避け、こまめにお互いの存在と場所を確認し合うようにして下さい。 船の危険パターン 次は船からの場合です。船に乗っているからといって安心してはいけません。 陸の場合と同じく、自分の命は自分で守るのが鉄則です。 船の場合信じられないことですが、いつのまにかメンバーが居なくなっている、ということが度々発生しています。 ほとんどの場合、救助されているので表だった話題にはなりませんが、実際に起こっているのです。 こんな時でもライフジャケットを装着していれば、慌てることもなく助けを求めることができます。 いくら泳ぎが達者でも、波があり流れも速い潮の中へ落ちてしまうと、あっという間に船から離れてしまうのです。 基本的には船頭が常に注意を払っていますので、万一落水しても大丈夫なのですが、自分の命は自分で守るのが基本です。船頭がいるから、とか、周りに誰かいるからといった甘えは禁物です。 周囲の人に自分の存在を知らせる意味も含め、同船者と釣り談義とか世間話なども非常に有効です。 これらは“いわれなくてもわかっている!”とお叱りを受けると嬉しいのですがわかっていても実行しない方が多いのも現実です。 フックの危険パターン 次の危険は、フック事故です。 ルアー釣りにおいて、おそらく最も多いのがこれだと思うのですが、ルアーをぶら下げたロッドを勢いよく振り回すので当然のように起こります。 大きな3本いかりが、魚が食ったときよりも強く合わせを入れてくるような感じで突き刺さるわけですから、怪我の程度もかすり傷では済まないのです。 しかも、大きなカエシまでついているのですから大変です。 私の友人も、中学生の頃友達に怪我をさせたことがありますし、一年のうち一度は仲間内から噂を聞きます。 最低限やることは、自分がキャストするときには後方を確認し、キャストしようとするアングラーのそばには近づかない、後ろを通る場合には声をかけてから通る、これを実行して下さい。 私にも幽霊のような友人がいて、いつのまにか横に立っているということをよくする人がいます。非常に危険なので、こういった行動は絶対にやめてください。 また、魚からルアーを外す時にも、指先にがっちりフッキングということもままあります。 この場合は魚は暴れるし、刺さったところは痛いしでこれも大変です。 基本的にはバーブレス(カエシなし)にすれば怪我の程度もかなり軽くなりますが、バラシも増えるので、強くはおすすめはしませんが、一応頭に置いておいて下さい。 せっかくの楽しい釣りです。安全に楽しもうではありませんか、たとえ釣れなくても…。 キャストの前には後方確認! (JLA・尼崎市在住) |
