海のルアー釣りを今ひとつ掴めていない人へ
簡単かつ確実な情報入手方法と、これだけはやっておきたいタックルケア

矢野 貴雄

 最近、色々な新しいパターンが確立され、ますます釣りやすくなってきた海のルアー釣りですが、まだ今ひとつ極めていない方もいらっしゃると思うのでもう一度、情報入手の面と、タックルケアの面から考えてみましょう。

ポイント選定

 まず第一にポイントの選定ですが、釣具店に行って聞くのが一番手っ取り早い方法です。次にスポーツ新聞を見る、次の手段は情報誌を見る、これらの方法でポイントを見つけるわけです。
 でもそんな馴染みの釣具店が無い時にはどうすればいいのか? そんな時には新聞や、情報誌から得た情報を元にその方面へ出かけ、現地の釣具店でルアーを選ぶ。
 ルアーを選ぶときに、この辺りではどんなルアーが良いのか訪ねてみて、近況や具体的なポイント、さらにはそのルアーでどこをどう攻めれば良いのかまで聞いてしまいます。
 よく釣れている方面の釣具店の店員さんは、仕事が終わってから釣りに出かけているので、誌面ではわからない昨日の情報まで聞けたりするのです。この時注意するのは決して自分の自慢話をしないで、店員さんの自慢語を聞く、という姿勢で接するのがポイントです。あくまでも自分はまったくのビギナーとして店員さんの話を聞く!

情報の先読み

 次にスポーツ新聞から情報を手に入れる場合ですが、うまくいけば二日前ぐらいの情報が手に入ります。しかし、これより更にはやく情報が入る方法があります。駅の売店などに夕方行ってみると新聞社によっては"早版"というのが出ています。それを見るともっと早い情報を入手することもできます。
 そして、必ず一紙だけでなく何組かチェックすることをお薦めします。同じポイントでもその新聞の情報源によって微妙に違いがあったりするので、多くの情報を整理して総合的に判断しましょう。この他に地図を見ながらイワシなどのベイトフィッシュの釣れ具合や、目的の魚の動きを毎日追ってみると、ある程度先読みが出来るので先回りして釣行すれば爆釣もありえます。
 次の情報誌の活用方法は、そこに書かれている釣果の日に自分はどこでどうだったか振り返る材料にすることです。そうすれば次の釣行への先読みの材料として活用できるのです。
 しかし、情報によっては釣れ盛っている潮が、情報誌の発売後も残っているケースもあるので、一概に先読みのデータとして考えるのには少し問題があるのかもしれません。
 これらの要素を一つでも多く組み合わせていくことが、成功するためのキーとなります。しかしこういった情報に頼るよりも、一日でも多くフィールドに出かけて、ポイントに立つのが貴方自身のスキルアップ(技術向上)になりますので、暇を見つけてはポイントに立つよう心がけて下さい。
 釣行することにより、他のアングラーと話したりして、現場での生の情報も手にはいることもあります。このように地元の情報を聞き出すときにも自分の自慢は決してしてはいけません!

タックルケア
フック偏

 次は、釣りから帰ってからしなくてはいけないことをいくつか書いてみましょう。
最も塩の影響を受けやすいのがフックです。フックは大まかにいうと刺さりやすいものほど錆びやすいといえます。逆に、錆びないようにメッキされた物や錆びない素材等を使った物は、例外もありますが、若干刺さりが悪いように思います。
 しかし、いくら刺さりが良いといっても、錆びてしまうと、折れてしまったり、かえって刺さりが悪くなったりしてしまうのです。
 そこで、フックのケアが必要となるのです。方法は至って簡単、釣場でしっかり水気を切ってからタックルボックスに入れる。家に帰ってきたらルアーにつけたまま、バケツなどに水を張って、その中に浸けておく。要するに塩抜きをするということです。塩抜きが済んだら水気を拭き取り針先の点検をします。この時に針先が曲がっていたり、折れている場合には迷わず交換してしまいましょう。
 研ぐということも考えられますが、中には研げない材質のフックもありますし、下手に研ぐよりも換えた方が安心して使えるのです。

タックルケア
ロッド、リール編

 次に手入れするのはロッドとリールですが、これは風呂場に持って行きシャワーで流すのが一番良いでしょう。但し、勢いの良い蛇口の水を直接リールにかけるのは止めて下さい。
 あくまでも、シャワーで流すようにして、全体を流したらリールからスプールを外して、スプールに巻かれたラインの部分をよく洗います。案外ラインも塩によって劣化するものなのです。
 あとは、リールの説明書に従い注油し、ロッドのリールシートの部分にもグリスを少し挿すのを忘れないようにして下さい。

タックルケア
オフショア偏

 次にオフショア(沖釣り)でのパターンですが、沖から帰ったらだいたい港には水道がありますので水道をお借りし、取りあえずよく塩水を洗い流し、軽く拭き取っておいて下さい。
 これをやるのとやらないのとでは全然違いますので、励行するようにしましよう。
 後は帰ってジグなどルアーの塩抜きを行い、タックルのシャワーと注油でケアは完了です。
 せっかく買った良い道具と、よく釣れるルアーです。大切に扱い釣場で故障したりしないように大事にしましょう。(JLA・尼崎市在住)