|
月刊つりのとも[97/07] 初夏の陸っぱりバス攻略 ●横山朋毅 日に日に夏の近付きを感じるこの季節、年間を通して最もバスが活発になる時季の到来です。そうはいっても最近の都市近郊のスレバスはそう簡単に口を使ってくれません。そんなわけで今回は6〜7月の野池の陸っぱりバス攻略を実釣をまじえ、解説したいと思います。 岸釣りでのタックルセレクト まず本題の釣り方に入る前に、岸釣りのタックル(装備)について解説しましょう。基本的にロッド1本とウエストバッグ(またはベスト)というスタイルがオススメです。よく、2〜3本のロッドにタックルボックスを持って歩いている人を見かけますが、あれでは機動性が落ち、たいへん釣りづらくなってしまいます。タックルのタイプは池のタイプによっても変わってきますが、応用範囲を考えると6〜6フィート半のライトアクションのスピニングタックルがオススメです。ラインはフロロ系の4〜5ポンドを使用します。ルアーなどはウエストバッグにすべて仕舞い、片手を開けておくのが危険防止のためにも大切です。 ロッド1本で攻める初夏のバス どこのバスでも春、水温が17〜19度になると一斉に産卵活動に入ります。そしてその後、産卵で体力を使いきったバスはルアーに対する反応が極端に悪くなります。6月頃になると、そのバス達が徐々に体力を取り戻し、小魚などのエサを追い、水通しのよいところに現れるようになります。そんなわけでこの時期は「水通し」をキーワードにポイントセレクトすることが大切です。具体的には風当たりのよい岬周辺や流れ込みなどがそれにあたるでしょう。さて、そういった場所を前述のスピニングタックル1本で攻略するわけですが、この時期はまず試したいのがグラビン・バズです。これはノーシンカー(オモリ無し)のグラブで水面をピロピロ引いてくるだけの 簡単な釣り方ですが、広くポイントを探れ、バスが水面を意識しているとき(特に雨天の時)の爆発力は凄いものがあります。 ![]() 私の方法は、ゲーリーヤマモトグラブの4インチに1/0サイズのオフセットフックをセットし、ストラクチャー(障害物)の向こう側にキャストします。その後ロッドを11時くらいの角度に立てて、水面に波紋が出る程度の速さでゆっくりリーリングします。バスがヒットする瞬間が目で見えるのでエキサイティングですがバスがしっかりルアーを持っていくのを確認してから焦らずゆっくり、大きくフッキングするのがコツです。 水面での反応の悪いときは、グラブから2〜3cmのところに小さなスプリットショット(カミつぶしオモリ)をつけ、スピナーベイト風に水中を引くのもオススメです。そうはいっても、炎天下の日中や最近のハイプレッシャーな野池では、こういったファーストムービングベイト(動きの速いルアー)になかなか反応してくれないこともよくあります。 そういった状況で私がよく使用するのがアユ玉を使ったショートスプリットリグ。これは取り外し可能なゴム貼りのアユ玉オモリの4B〜0.8号を使うリグ(仕掛)で必要ならばシンカーをワームの頭にピッタリくっつけてテキサスリグ風に、またオモリを外せばすぐノーシンカーワームになるというスグレモノです。このリグをオープンウォーターならリーダーは長め、込み入った障害物を攻めるのであれば短めというように使い分けます。オモリはリグが扱いにくくない範囲で軽いものを使うのがコツです。ワームの大きさは、3〜4インチ(8cm前後)のものがメインとなります。 私のお気に入りはリトルイングリー、ティーズワーム、スラッゴー3インチなどです。またノーシンカーで使うワームは比重のあるソルティー(塩入り)タイプが扱いやすくグッドです。 実釣編 さて、いままで述べてきたことを実践するために、5月17日に野池に実釣に行ってきました。 場所は自宅から車で30分ほどの京都府亀岡市にある平和台公園の中山池。市街地 からも近く、平均サイズで25cmほどの典型的なハイプレッシャーの野池です。当日は気温26度、天候はやや曇でした。まず、この池で最も風当たりの良い岬を探し、ゲーリーヤマモトの4インチグラブのグラビンバズでその両サイドを撃って行くが、天候がよいせいかノーヒット。そこで少しスローな釣りをするため、カットテールワーム4インチのノーシンカーリグに替え、この岬を攻めると25cmクラスが連続ヒット。今回同行したバス釣り初心者の友人、鈴木一彰君にも同クラスがヒット。少し移動し、やはり風のよく当たるウィード(藻)エリアで30cmクラスをキャッチ。日も高くなったので、流れ込みに移動。35cmクラスをヒットさせるがバラシ。これからの季節はこういった流れ込みは特に要チェックです。 最後に、始めの岬に戻り、風の当たる面で45cmのビッグフィッシュをキャッチ。結局、午前7〜10時までの3時間の釣りで二人で5本のバスをキャッチできました。今回釣れたルアーはすべてゲーリーヤマモトのカットテールワーム。落し込みのみでのヒットでした。このようにスレた野池も攻め方次第でビッグバスをキャッチすることが可能です。それではみなさん、安全とマナーに気を付けて楽しいバスフィッシングを! ■交通…今回紹介した中山池には京都市内から国道9号線を亀岡方面へ。亀岡市役所前を平和台公園方面に左折し、平和台公園内の一番大きな池が中山池です。(長岡京市在住) |
