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月刊つりのとも[97/08] 夏のリフレッシュフィールド、生野銀山湖 ●横山朋毅 いよいよ暑い暑い夏がやってきました。いつもの釣場を離れ、たまには高原のフィールドでリフレッシュしたい、と思っておられる方も多いのではないでしょうか。そんなあなたに今回は私のホームグラウンドである兵庫県・生野銀山湖を紹介したいと思います。オススメの理由は3つ。まず1つは景色が良いこと。銀山湖は深い山中にあり、特に満水時には緑に囲まれた最高の環境で釣りをすることができます。 2つめは、レンタルボートが完備されていること。近畿圏のリザーバー(ダム湖)では貸しボートのあるフィールドは少ないのですがマイボートのない方もここならバッチリです。3つめはなんといってもビッグバスが狙えるということでしょう。今年はトーナメントでも61cm、59cmという超ビッグサイズが上がっており、さらに東播の良型バス約三百匹が放流され、ますます期待が持てます。 銀山湖のサマーパターン さて、この銀山湖を夏場ということに限定して解説していきたいと思います。ここの特徴は、リザーバーということで岸辺の多くが急斜面であること、水の透明度が高いこと、大きな川筋が何本も流れ込んでいるということが挙げられます。これらの特徴をふまえた上で、バスの基本的な夏のパターンを考えていくと、地形的に水の流れの当たりやすい場所、あるいは水温の低い各流れ込みの上流部にバスが付きやすいと言えます。銀山湖には大きく4つの川筋が流れ込んでいる訳ですが、まずここでは特にこの時期実績の高い図1の黒川筋、そして2の法導谷を紹介しましょう。 黒川筋 まず黒川筋ですが、ここは銀山湖で最も大きく、かつ変化に富んだ川筋です。ボートを上流へ進めて行くと途中で大きくカーブした部分がありその外側にある大きな岩盤が目に入ります。ここは上流からの水の流れが当たり、さらに立木や対岸からの水中の尾根もからみ、夏場には多くのバスの付くスポットです。 ここではライトジグヘッド、あるいはノーシンカーワームを岩盤際にフォール(落とし込み)させる釣り方で攻略します。その他、水面近くにいるバスにはトップウォータープラグや前号で紹介したグラビンバズも有効です。さて日中になり、シャロー(浅場)のバスの喰いが渋ると、ディープ(深場)のバス達を狙うことが多くなります。 水中のカケ上がり等の変化を狙うことになりますが、この黒川筋では段々畑跡や水中の岬などといった場所が何カ所かあります。これらの場所には小魚等を追い一日に何回かバスの群れが回遊してきます。このバス達を効率よく取る裏ワザとしてドラッギングというテクニックがあります。これはジグヘッドリグやスプリットショットリグをボート後方にキャスト後、ゆっくりボートを進めボートごとルアーを引く方法でタナさえ合えば連続ヒット!ということも珍しくありません。これはローボート(手漕ぎボート)でも可能で、風の力をうまく使うのがコツです。 ウェッピング 日中のバスにはもう一つ、流木や冠水植物等のヘビーカバーの日陰に入り込んで しまうグループもいます。こういう場所にはグッドサイズが多く、トーナメントで は決め手となるバスを取ることも多いスポットです。普通の釣り方では攻めるのが困難なこのようなスポットではウェッピングという釣り方を多用します。 これは硬めのベイトロッドでラバージグやテキサスリグのワームを冠水植物の中に直接放り込んでいき、バスがヒットすれば一気に抜き上げる豪快な釣り方です。さらに最近では「ヘビーカバーをライトリグで」というのがトレンドです。 法導谷 さて長くなりましたが次にもう一つの大きな流れ込み「法導谷」について解説しましょう。ここは他の三つの流れ込みからは離れた場所にあり、他はサッパリ、という時には水温の違いからか不思議とよく釣れるスポットです。やはりここでも先に書いた様な方法で攻める訳ですが、ここには小さな流れ込みがいくつかあり黒川とはまた違った雰囲気です。最上流部は満水時には小さな滝の様になっていて流木が溜まっておりウェッピングが有効です。 最後に3の湖中流〜下流部を解説しましょう。ここでも夏の基本である「水通し」は大切で、桟橋沖の島周り、下流部の岬や岩盤がグッドポイントです。これらの場所の中層に回遊してくるバスにはジグヘッドリグのシャッドテール(小魚の尾の様な形のテール)系のワームのスイミング等が効果的です。さて私の夏の銀山湖攻略法はいかがでしたでしょうか。この銀山湖に限らずリザーバーでは湖全体の水の流れを意識して釣ることが良い釣果を残すコツだと思います。 最後に銀山湖ではヘラブナ釣りの方も多いのでマナーを守り、トラブルは絶対に避け、気持ちよくバスフィッシングを楽しみましょう。では、グッドフィッシング!(JBウェスタンプロ) ■貸しボート…湖畔 TEL.0796・79・2216 |
