月刊つりのとも[97/12]


11月以降、迷わずバスを見つける方法


●横山朋毅(JBウエスタンプロ)


「秋はバスのベストシーズン」ということで読者の皆さんはこの秋心に残るバス
フィッシングを楽しまれたでしょうか。
 さて今月は晩秋〜初冬にかけての釣りを成功させるキーポイントについて解説させて頂こうかと思います。

 この季節は前号でも少し触れた「フォールターンオーバー」と呼ばれる湖水逆転現象を何度か繰り返しながら冬のパターンに近付いていく訳ですが、11〜12月初旬くらいまでは、まだほとんどの湖で晩秋のパターンといっていいでしょう。
 これは陸上の気温に比べて水温は急激に下がりにくいためで、例えば水の動きの少ない琵琶湖の木ノ浜水路内では12月にトップウォータープラグで連続ヒットということもしばしばあるくらいです。

 それでは早速この時期のバスの動きを追っていきましょう。
 前回、秋は小魚の多いエリアを狙う、と言いましたがその基本は変わりません。ただ、晩秋になり徐々に水温が下がり始めると小魚達も水通しの良い岬やウィードエリア(水草が繁っている所)からブレイクライン(かけ上がり)に沿って水の動きの少ないワンドやマリーナ、漁港等へと移動します。

 それを狙ってバスもそういった水温の安定したエリアに移動するわけです。
 バスがエサを獲る層もそれまでのように表層でボイルする(小魚を水面まで追いつめて喰う)ということは少なくなり、岩などの底付近のストラクチャー(障害物)周りで捕食することが多くなります。
 そういったストラクチャーが絡んだブレイクライン上にベイトフィッシュ(小魚)を見つけることができればバスのスクール(群れ)がある可能性がかなり高いでしょう。

 ルアーはその湖のベイトサイズに合わせたワーム(4〜6インチ・ストレートタイプを多用)が基本で、ジグヘッドリグの他、以前紹介したゴム貼りシンカーを用いたスプリットショットリグを使用することが多いです。

12月以降の狙い方

 季節が進み水温が10度前後になってベイトフィッシュが姿を消すと、バスの活性がガクンと落ちて1年を通して最も忍耐を強いられる冬のパターンに入ります。
 実は、この12月頃のバスは水温が安定しだす1〜2月よりはまだ活性にムラがあることが多く、少しでも水温の安定しやすいエリアを選ぶことが、この時期の釣りの明暗を分けることになります。

 主に湖流の当たらない大きなワンド内のストラクチャーがグッドポイントになるのですが、深場に落ちて、釣りにくくなるケースも多いいので、一般的にはお薦め出来ません。
 そこで私のお薦めは平均水深の浅いフラットポンドタイプ(平底)の湖(滋賀県・西の湖など)を狙うことです。
 こういった沼タイプの湖では、バスは冬でもシャロー(浅場)のカバー(植物などが水面を覆っている状態)内にとどまることを余儀なくされ、比較的釣りやすいと思います。

 とはいってもエリア選択は非常に重要で、季節風の当たらない場所にあるヨシ際やその奥が好ポイントとなります。
 この時期、大型バスに最も強いルアーはラバージグ+ポークでラバーとポークのヒラヒラに冬場のバスは弱いらしく、ポーズ(止め)時の微妙なアクションでバスを誘ってくれます。

 以前に真冬の西の湖で、ラバージグでのヨシ撃ちオンリーで40cmオーバー11本の中に50cm2本という大釣りを経験することが出来ました。
 冬場はどの湖でもバスの動き自体は鈍いのでスローかつ丁寧に釣ってやることが釣果を残すキーポイントだと思います。

冬の岸釣り

 次に、岸からの釣りについてですが、晩秋以降、最も確実かつお手軽なポイントとして琵琶湖の各漁港及びマリーナ内があります。
 しかし休日ともなると雄琴港のような有名ポイントはもちろん、小さな漁港でさえ人がいっぱいで皆同じようにダウンショットリグをキャストしている姿が目に付きます。

 もちろん私自身もバスが底を切っていることの多い冬場の港やマリーナではかなり有効なのでよく使うリグですが、ここではまわりのアングラーに差を付ける私なりのダウンショッティングのコツをお教えしましょう。
 まず釣場でダウンショットを使う人を見てみるとワームを細かくシェイクさせ続け何とかバスに口を使わせようとしている人が多いようです。
 こういったプレッシャーの高いポイントではシェイクさせるのみよりも丁度フットボールジグ使用時の様な上下動を含めたアクションをリグ全体につけてリアクションバイト(反射喰い)を誘ってやると意外とあっさり喰ってくることが多いのです。
 またポーズさせたワームをリーダーの長さ分ゆっくりフォールさせるのもかなり有効です。

 ダウンショットに使うワームは主にストレート系ですが、3インチ以下が主体となっている最近の状況ではかえって4〜5インチの細身のワームのほうがアピール性も高く、ブルーギルを避ける意味でも効果的です。
 尚、シンカーは反射喰いを意識するときは4g程度のやや重めのものを使うと良いでしょう。

 以上、冬に向かうこの時期にバスと出会う方法について簡単に書いてきましたが何と言ってもバスフィッシングは経験が一番です。 これからの時期、皆さんも寒いとおっくうにならずにに積極的にフィールドに出て腕を磨いてください。

(長岡京市在住)