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月刊つりのとも[98/04] JBプロ 横山朋毅が教える、ソフトルアーAtoZ 第1回 テキサスリグ ●横山朋毅 基本中の基本から いよいよ本格的なシーズンインです。水中のバス達も産卵に向けて動き出しているようですね。昨シーズンはダウンショットリグが大ブレイクしましたが、ソフトベイト(ワーム)の釣りの基本を知る前にいきなりこのリグからバスフィッシング始め、思うように釣果を伸ばせない方も多いのではないでしょうか。 そんなビギナーの方や、最近スランプ気味という方のために今回からリグ(仕掛)別に6回に分けソフトベイトの使い方を一つずつ詳しく解説していこうと思います。 第1回目の今回のテーマはワームフィッシングの基本中の基本であるテキサスリグです。 テキサスリグとは? テキサスリグとはワームに刺したフック(針)の頭に遊動式のシンカー(オモリ)がくるだけのシンプルな仕掛です。シンカーの重さやワームの大きさの組み合わせを変えるだけでどんな湖にも対応できる応用範囲の広いリグといえます。 それでは早速テキサスリグを使って初めての一匹を釣るためのテクニック解説にいってみましょう。 グラブから始めよう まずテキサスリグに使うワームですが、ここではまず扱い易さとどんな湖でも通用するオールマイティーさということでグラブと呼ばれるワームを使います。グラブとはずんぐりとしたボディーにカーリーテール(カールした尾)を持ったタイプのワームです。サイズは4インチ(約10g)のものから始めましょう(写真1)。 これに適合するフック(ハリ)ですが、ボディーの太い4インチグラブならワイドゲイブ(フトコロの広い)タイプのSUGOIフックの1番か、がまかつのワーム314の1/0番がベストです。 次にシンカーの重さですが、まずはやや重めの7g位からスタートして下さい。「底を感じる」というワームフィッシングの基本を完璧にマスターしてから、徐々に軽くしていけばOKです。 さて、4インチグラブを使ったテキサスリグを使い実際にバスを釣るわけですが、テキサスリグの基本的なテクニックに、 ・ズル引き ・リフト&フォール ・シェイキング の3種類があります。 そこでまず「ズル引き」と呼ばれるテクニックからテキサスリグフィッシングに迫ってみたいと思います。 底を感じるズル引き このテクニックは名前の通り、底をズルズルとゆっくり引いてくるだけの釣り方ですが、このズル引きこそ、先にも書いたすべてのワームフィッシングの基本である「底を感じる」ことをマスターする一番の近道だと思います。 「底を感じる」とはラインを通してロッドに伝わる感触で底質を感じとりながらルアーを引いてくることです。具体的な例を挙げるとコリコリッと硬い感触が伝われば「あっ、岩だな」とか、柔らかいモゾッとした感触なら「ここはウィード(藻)が生えているな」といった感じで魚探がなくても水中の障害物や底質が解ります。 また常に何らかの感触を得ていることで、いつ来るか解らないアタリに対する集中力が保たれるという効果もあります。 それではキャストから順を追って説明しましょう。 キャスト→仕掛が着底するのを待つ→底を感じながらロッドをゆっくり立てて ルアーを引きずる(この時リールは巻かない)→ロッドが真上付近まできたらリールを巻き、ロッドを少し下げる(時計の10時位の位置)→再びロッドをゆっくり立てる…この繰り返しです。 このズル引きに慣れてくると、底にひっかかりすぎるからシンカーを少し軽くしよう、とか水深が深くて底を感じないので少し重めのものに変えようという風にシンカーの重さの使い分けのコツを自然と覚えるようになります。 バスの習性を利用したリフト&フォール ズル引きをマスターした次に練習していただきたいのが「リフト&フォール」です。ブラックバスという魚は目の前に落ちてくるルアーに対しては反射的に口を使う習性のある魚で、この習性を利用したテクニックがフォーリング(落し込み)です。これを1回のキャストで何度もやってやろうというのがこのリフト&フォールというテクニックです。 ズル引きで見つけたストラクチャー(障害物)に対してこのテクニックを使ううのですが、具体的な流れは、 ストラクチャーの向こう側へキャスト →底まで落とす →糸ふけをとりロッドをスィッと立ててリグを持ち上げる →ラインをたるませルアーを落とす この繰り返しでストラクチャーから離れればルアーをピックアップ(引き上げる)といった感じです。 バスのアタリはフォール直後にコツッとくるかルアーを持ち上げる時に重さが乗っている感じが多いようです。 またフォール(落ちる)スピードによってバスの反応はかなり変わってくるのでシンカーの重さは3.5〜9g位まで各種用意し、いろいろ試してみて下さい。 最終手段シェイキング 最後に紹介するのがこの「シェイキング」です。これは今まで紹介した方法で釣れない時に最終的に何とかバスに口を使わせるためには必要不可欠なテクニックです。前の2つのテクニックとは違い一点でふるわせ続ける釣り方なので使用するワームはグラブタイプよりも細身の4〜6インチ(10〜15cm)のストレートワーム(まっすぐなワーム)の方が向いているでしょう。 極端に移動スピードの遅い釣り方のため、狙える範囲が狭いのがウィークポイントです。他の方法でアタリがあったポイントでハリに乗らなかったときのフォローや「ここは絶対にいる、喰わせてやるぞ」という時に使用すると効果抜群のテクニックです。 またストラクチャーのピンポイントのみを効率よく撃ってにも最適のテクニックです。 この場合は、ストラクチャーの中(ヨシや杭)にキャスト →着底後、ロッドを振るわせシェイク開始 →アタリがなければピックアップ、次のポイントへ という感じでどんどんポイントを移動して行きます。特に急斜面でストラクチャーの多いリザーバー(ダム湖)ではよく使うテクニックの一つです。 シェイキングは基本的に細かく振るわせる程スレたバスに効果を発揮します。究極はシンカーのみをピクピク動かすだけのシェイクで、まず重めのシンカーで練習するとシェイクの感覚をつかみやすいと思います。硬めのロッドを さてテキサスリグに向くタックルは一般的な5〜7gのテキサスリグなら6フィート前後のミディアムクラスのベイトロッドが使いやすいでしょう。手持ちのロッドから探すのであればやや硬めで感度の良いロッドであればOKだと思います。 リールは回転の良いものなら何でもOKです。 ラインに関しては伸びの少ないフロロカーボン製が良く、7g前後なら8ポンド(約2号)クラスの細目のものを使うことで底取り感や操作性がアップするでしょう。 6月号では ノーシンカーリグ さて、テキサスリグ入門編ということでテキサスリグの基本的な使用法を述べてきましたが、テキサスリグという仕掛は数多くあるワームリグの中で最も奥深く、私自身も完全にマスターするまでにはまだまだ時間がかかりそうです。 次回(6月号)はノーシンカーワームでの攻略法をお贈りしたいと思います。基本的な操作法からちょっとした裏ワザまで書いてみたいと思いますのでお楽しみに。それでは良い釣りを。 (長岡京市在住) |
