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月刊つりのとも[98/08] JBプロ 横山朋毅が教える、ソフトルアーAtoZ 第3回 ジグヘッドリグ ●横山朋毅 ソフトルアーのリグ別基本テクニックに的を絞ったこの連載ですが、皆さんのお役に立てて頂けてますでしょうか。 いろいろなリグ、ルアーをシチュエーションに合わせて使い分けることも大切ですが、その前に一つのタイプのルアーを徹底的に練習してみるのも上達への近道だと思います。 そんなわけで今回はこれからの季節に大いに効果を発揮するジグヘッドリグを解説していきましょう。 ジグヘッドのメリット ジグヘッドとはシンカー(オモリ)部分が直接フックについているもので、それに各種ワームをセットして使います。 シンカーがワームの頭部にくるということで第一回目に紹介したテキサスリグと似ているようですが、ジグヘッドにはテキサスリグにはないメリットがいくつかあります。 それは、 ・アイ(ラインの結び目)が上方 に付いているため、ワームの泳 ぐ姿勢を一定に保ちやすい。 ・オープンフックのためフッキン グ率が高く、細いライン、ライ トタックルでもあつかえる。 この二つがジグヘッドの持つ最大の利点です。 反面、ストラクチャー(障害物)に弱いことなど、メリットがそのままデメリットになってしまうわけですが、どんなリグでも特徴をよく理解して適切なスポットで使うと最大の効果を発揮します。 それではジグヘッドの特性を生かすテクニック解説にいってみましょう。 テクニックその1 フォーリング キャストしたルアーをそのまま沈めてやるフォーリングは前回のノーシンカーワームでも紹介しましたが、ジグヘッドリグを使用することでノーシンカーより速い展開で、バスのリアクションバイト(反射喰い)を誘発できます。 夏場にバスは、岩盤や橋脚等の垂直に立っている物の中層に浮いていることが多くあります。そういった場所を手早く探るにはジグヘッドリグのフォーリングが最適です。 フォーリングにはフリーフォールとカーブフォールの二種類があります。 フリーフォールとはラインをフリーにしてやってキャスト地点から真下に落とす方法でルアー落下時のスパイラルフォールと呼ばれる螺旋状に落ちていく独特なアクションで中層にいるバスの目の前を落とし、着底までに、あるいは着底直後に喰わせてしまおうというテクニックです。 メインに使うウェイトは1/16オンス(約1・8g)ですが使用するワーム選びが重要になってきます。ジグヘッドと組み合わせた時に適度にスパイラルフォールするものがよく、大きなスパイラルはフォールさせるコースや、着底ポイントが定まらないので良くありません。 私がこの釣り方でよく使うワームはボディーシャッドの3インチと4インチ、クリンクルカッツ3インチ、そしてミニチューブ2インチ半等ストレートテール系のものです。 この釣りのキモはとにかく手返し良くワームを落としてやることです。着底してもそこでシェイクなどの小細工はしません。目に見える岩盤の、割れ目やエグレ等の日陰になっていてバスが隠れていそうな所にショートキャストでどんどんルアーを落としていきましょう。 アタリは直接ロッドに感じることは少ないので、ライン変化に全神経を集中させおかしいと思ったら素早くフッキングさせましょう。でないとバスはすぐワームを呑むか、もしくは吐き出してしまいます。 もう一つのフォーリングテクニック、カーブフォールはワームをキャスト後、ラインを張りっぱなしにして水中をカーブさせながら落としていくテクニックです。 このテクニックは例えば斜めに刺さった竹杭をトレース(なぞる)させたい時や岩盤と平行にキャストして中層を広く探りたい時に使います。 ラインが張られているためスパイラルフォールしないので使用するワームはテールが勝手に泳ぐタイプのカーリーテール系やシャッドテール系を多用します。 アタリはやはり落としていく途中に出ることが圧倒的です。こちらはラインを張っているのでアタリを手元に感じ取りやすいのでこれからジグヘッドリグを練習しょうという人には最もオススメできるテクニックです。 テクニックその2 スイミング ジグヘッドの釣りの中でフォーリングを縦の釣りとするなら次に紹介するスイミングは横の釣りという表現がピッタリくるテクニックです。スイミングとは名前の通り水平にワームを泳がせる操作法で、水面近く〜中層にかけてフィーディング(小魚を追っている)しているバスを効率よく拾っていける方法です。 また、これからの季節、特にドピーカンの日中の表層にボーッと浮いているバスに対して、しばしば圧倒的な効果を示すのもこのテクニックです。 使うウェイトは、水面近くなら1/32オンス(約0・9g)で、それから深くなるごとに 1/ 161/8オンス(約3・5g)と重くしてやります。 使用ワームはロングキャストしやすいドラゴンシャッドやゲーリーグラブ等ある程度ウェイトのあるシャッドテール、カーリーテール系をセレクトしてください。 ジグヘッドでのスイミングを使用するスポットは、これから夏場にかけては台地や岬など水通しがよくバスの回遊ルートになっているエリアで、こういった所でキャスト後ゆっくりリーリングしてやることで一定の層を広く探ってやるわけです。 ただし底近くを泳がせる時には注意しないと根がかりのラッシュになることもあるので気を付けてください。 アタリはジワッと重くなるだけ(バスも気付かず泳いでいる?)ことが多いのでリールを素速く巻きながらグィーンと大きく合わせてしまいましょう。 また水深のある場所ならボートを流しながら釣る、ドラッギングも有効ですが、基本はリーリングによるスイミングなのでこの感覚をしっかり身に付けてから試してみて下さい。 いずれにしてもジグヘッドリグは、中層にサスペンド(浮いている)しているバスを狙うことでそのメリットを最大限に生かせると言えます。 ジグヘッドでのタックル 次にジグヘッドリグに向くタックルですが、特殊な場合(7g以上)を除いて、6フィート前後のライトアクションのスピニングタックルでOKです。 シンカー部が固定式のジグヘッドリグはバスが首をふるとバレやすいという構造上の問題があります。ですからしっかりフッキングできるパワーのあるバット(腰)とバスの動きについていけるスムーズなテーパーのロッドがベストです。 リールは250〜350gの高性能ドラッグのものを。手元に重心がくるようにロッドとのバランスのとれたものを選んで下さい。 ラインの太さはバスの大きさや障害物の有無で決めていくのですが、フロロカーボン素材の4ポンドテスト程度が平均的に使いやすい太さでしょう。 またジグヘッドは消耗が激しいので0・9〜3・5g程度までを多めに用意しておいて下さい。 ジグヘッドの釣りをマスターすることで今までとれなかったショートバイトや中層のバスをとることができるようになります。今まであまり使ったことのない方もぜひこの釣りを練習してみて下さい。 さて次回は秋の回遊バス対策に有効なキャロライナ&スプリットショットリグについて解説したいと思います。 |
