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月刊つりのとも[98/12] JBプロ 横山朋毅が教える、ソフトルアーAtoZ 第5回 ダウンショットリグ ●横山朋毅 さて今私は今年のトーナメント活動の締めくくり「JBジャパンスーパーバスクラシック」の琵琶湖戦から帰り、この原稿を書いているわけですが結果はというと…残念ながら16本ヒット中キーパー(30cm以上)2本という結果に終わってしまいました。 台風のため、2日目中止というハプニングもあったこの試合でしたが、結果としては悪かったもののすべてのバスをスピナーベイトのバジングで釣るというエキサイティングな釣りが展開できたため久しぶりに新鮮な試合内容で終えることができました。 前日のプラクティス、本戦当日の2日間とも水深1〜2mのウィードエリアでのバジングは圧倒的に有効でしたので皆さんも秋本番のこの時期は是非お試し下さい。 さてこの時期、私がスピナーベイトと並んで多用するルアーは、といえば「ダウンショットリグ」別名「常吉リグ」と呼ばれているソフトルアーのリグです。 これは前回紹介したスプリットショットリグとは逆にラインの途中にワームが付き、その29〜30cm程下にシンカーが付くタイプの特殊なリグですが「魚を喰わせる」という能力はかなりのものがあります。 このリグは数年前に突然プロ達から注目され、その後急速に普及したリグです。ここ1〜2年前にバスフィッシングを始めた人なら「初めてのバスはダウンショットで」という方も多いのではないでしょうか。 今や誰もが使っているダウンショットリグですが、私の見ている限り状況に関わらずやみくもに使っている人が多いのも事実です。 そこで今回は適材適所で使うダウンショットリグのベーシックとハイプレッシャーな釣場でバスを引きずり出す裏ワザをご紹介しましょう。 基本テクニック まずダウンショットリグは先にも書いたようにワームの下にオモリが付くといった構造のため水中での姿勢はシンカーが底に着きその少し上をワームが漂うという形になります。 そのためボトム(水底)近く、あるいはボトムべったりのバスの目の前の一点でしつこく動かし喰わせてやる、というのが基本となる使い方です。 よほど確実にバスがいると思われるスポットでないと長時間、一点を攻めることは精神的にも不可能なので、私の場合は他のルアーである程度バスが釣れたスポットで最後のダメ押し的に釣りきってしまうためにダウンショットリグを使います。 この場合、バスがそれまでどの層で釣れていたかが問題となってきます。ボトム近くならダウンショットリグを、中層ならジグヘッドのフォーリングを試した方が効率的です。 ダウンショットを使用する場合シンカーは出来るだけ動かさず、ラインスラック(糸フケ)を取る感じでワームのみを踊らせ続けるのがコツです。 狙うスポットは水深のある場所の大岩や立ち木、スタンプ(切り株)などで釣りきったな、と思った後にキャストみると意外といいサイズのバスがポロッと釣れたりします。 ボトムノッキング これは、比較的広い範囲をダウンショットリグで手早く探ってやろうという方法で、特にこれから晩秋にかけてのミノーフィーダー化(小魚を追っている状態)したバスに効果的で、スピナーベイトなどハード系のルアーに反応のない時に使用します。シンカーの重さは3・5〜5g程度とやや重めを用い、キャスト後、一旦フリーフォールさせます。そしてボトムをシンカーでこづくような感じでリズミカルにロッドで小さくアクションさせます。 スプリットショットリグとの違いはワーム自体に上下方向のアクションがつくことで、言うなればフットボールタイプのジグのライトリグ版みたいなものです。 狙うエリアは、水深がありバスが散っている所ならどこでもいいのですが、その中でもバスが回遊してきそうな場所を選んで下さい。 例えばフラットエリア(平坦な場所)から急に落ち込むブレイク(くずれた場所)やウィードエリアのエッジ(切れ目)など平坦なエリアに突如現れる変化に、この時期のバスは小魚を求めて廻ってきます。 特にこれからの季節(11〜12月前半)は4〜5mくらいの深さの場所を中心にダウンショットリグで探ってみてください。 超タフコン対応リアクション さて、これから紹介する方法は琵琶湖の漁港など超過密・ハイプレッシャーエリアや急な状況変化で口を使わなくなってしまった時に効果的なスペシャルテクニックです。 まず用意するのは60〜70cm程とリーダー部を長めに取ったダウンショットリグでそれ以外はいつもと同じワーム、シンカーでOK。 違うのはその使い方で、狙うスポットにキャスト、シンカー着底後、ワーム自体をリーダーの長さ分ノーシンカー状態でボトムまで沈めてやります。 ワームが着底したころにロッドでピュッと瞬発的に上方向へ動かし、またワームを底まで沈めてやります。 この繰り返しでフォール中興味を持ったバスに対して思わずリアクションバイト(反射喰い)させるわけです。 このテクニックは時として同じダウンショットリグを使っているにも関わらず周りのアングラーに圧倒的な差をつけることが出来るので、どんな方法でもアタリがない時に一度試してみてください。 タックル さてダウンショットに用いる道具だてですが、まずはルアーに関して説明しましょう。 使うワームは基本的にストレートタイプの3〜5インチが中心となりますが、水平方向に動かすようなら、カーリーテールタイプも有効です。 私が現在信頼して使用しているワームは、K−GOODの常吉ワーム、ロボワームのリーチ、アライブシャッド、ゲーリーヤマモトのティーズワーム(テイルをカットして使用)等です。 フックは私の場合、全てオフセットフックを使っています。 ダウンショットで使うフックサイズ選びのコツは、そのワームに使える範囲で最も小さい番手のフックを使うことで、フック自体の重さによるワームの垂れ下がりを防ぐことです。 私の場合、3〜4インチの物にはがまかつ・WORM300の2番、4インチ以上でやや太めのワームにはWORM34の2番を使用しています。 シンカーはスプリットショツトの4番(約3・5g)前後を使うのが一般的ですが、私はスミス社から発売されているダウンショットスイベルUに0・5〜0・8号の丸型中通しオモリをつけて使っています。 これはなかなかのアイデアグッズで、よくハゼ釣りなどに使われる自動ハリス止めの下に、好きなサイズの中通しオモリを付けられるようになっています。そして、シンカー部が根がかってもオモリ部分だけ抜ける、あるいはハリス止め部分からラインが切れるようになっています。 リーダーの長さは普通の使い方なら30cm程が使い易いでしょう。 ラインはフロロカーボンラインのバリバス・ガノアバスの3〜5ポンドテストを使用しています。 ロッド・リールは私の場合、現在ダウンショットには全てスピニングタックルを使っており、6フィート前後のライトアクションクラスの物で、リールもロッドとのバランスの取れた組み合わせで選んでください。 さて今回はダウンショットリグの効果的な使い方を紹介しましたが、魚がよく釣れるリグだけにダウンショット一辺倒になりがちなアングラーも多いようです。 しかし、使い込んでこそ、このリグのメリット・デメリットが見えてくるのでしばらく使い続けてみるのも手かもしれませんね。 さて次回・最終回はビッグフィッシュキラーのラバージグ入門編をお送りします。 それでは安全とマナーに気をつけ楽しい釣りを。(長岡京市在住) |
